「セミダブルに2人で寝ると狭い？」
「2人ならどんなサイズがおすすめ？」
「セミダブルってどんな時に選ぶの？」
ベッドを探すときにどのサイズにするかで悩んでませんか？
特に、2人で寝るベッドを探している場合に気を付けて欲しいのがセミダブルのサイズ。
ここではふたりで寝るのにベストのサイズや、セミダブルベッドの使い方について考えてみました。
セミダブルベッドのサイズ、大きさは？
ベッドのサイズは、メーカーにもよりますが細かくすると８種類くらいに分けられます。
- セミシングル
- シングル
- ワイドシングル
- セミダブル
- ダブル
- ワイドダブル
- クイーン
- キング
その中のセミダブルについて。
家具屋さんでは、「Mベッド」「SDベッド」といった表示をされてる所もありますが、横幅でいうとほぼ全てのメーカーで120㎝となってます。
シングルサイズ(約100㎝)とダブルサイズ(約140㎝)のちょうど真ん中。
長さはほとんどが195cmです。
結論：セミダブルは２人で寝るベッドではない！
「２人で寝るベッドではない！」と言っておきながらなんですが、もちろんどんなサイズに何人で寝ようと自由です。
寝やすいサイズのベッドに寝たらいいと思います。部屋のスペースの都合もあるわけだし。
ただそんな都合を考えずに、ある程度ゆったり眠りたいなら、２人でセミダブルは狭いですよ、という話です。
1人が眠るのに必要なスペースは105㎝！
まず知らないのが、人が一人寝るためにどれだけのスペースが必要かということ。
男性と女性では体格差があるし、同性でも身長の高い人もいれば低い人もいてひとくくりにはできないので、あくまで一般的な話です。
まずは肩幅から
まずは人1人分の幅を考える必要があります。肩幅の平均値ですが、だいたい
- 男性が45㎝くらい
- 女性が40㎝くらい
「それならセミダブルで大丈夫じゃないか！」となりそうなんですが、眠るためにはそれだけのスペースでは足りません。
寝てる間には寝返りを平均20回前後しているといわれ、寝る姿勢を変えるだけなら数十回行っています。
寝返りに必要なサイズは40～60㎝
そして寝返りに必要な幅というのは、いろんな意見があるんですが、だいたい片側で20～30㎝。
つまり肩幅にプラスして、それらに対応するには40～60㎝が必要とされています。
つまり１人当たり80～105㎝が必要という計算になります。
(もちろん人それぞれの体格差はあるし、ゆとりを感じる幅も違いますが)
セミダブルの１人当たりは60㎝
セミダブルの幅は120㎝。もし２人で寝るとなると１人当たりの幅は60㎝となります。
あくまで一般的な話にはなりますが、上に書いたように眠るのに必要なスペースは、体の肩幅(40～45㎝)＋寝返りに必要な幅(40～60㎝)の、80～105㎝が必要。
ということは、セミダブルで2人が寝るにはやっぱり狭いんです。
まあ肩幅が40～45センチあることを考えると、男女2人で寝た時の空いてるスペースが35㎝程度。狭いのは当然。
以上の事から、セミダブルにふたりは狭いという結論になってしまいます。
じゃあ、どんなサイズで寝れば良いのかという話ですが、そのあたりは下にまとめてみました。
2人用のベッドならこんなサイズ
ではセミダブルが狭いとなると、どんなサイズが2人用としてあるのでしょう。
セミダブルより大きい2人用ベッドのサイズ
ふたりで寝るためのベッドの主なサイズは次のようなモノになります。
- ダブル
- ワイドダブル
- クイーン
- キング
- シングル2台（ツイン・ワイドキング）
それぞれの幅は、
- ダブルサイズ →140㎝
- ワイドダブルサイズ →150～155㎝（メーカーによって差があり）
- クイーンサイズ →160～170㎝（メーカーによって差があり）
- キングサイズ →180～195㎝（メーカーによって差があり）
- シングル２台 →約200㎝（シングルは97cm幅が主流）
1人当たりのサイズ
１人当たりのサイズを単純に２で割ると、
- ダブル 約70㎝
- ワイドダブル 約75㎝
- クイーン 約80㎝
- キング 約90㎝
- シングル 約100㎝
となります。
ダブルサイズを見てください。2人用のサイズとして代表的なダブルでさえも、寝返りで最低限必要な80cmにはやや足りていないのです。
「1人当たりに必要なサイズ」という観点から考えると、2人で寝るならクイーンサイズくらいからという事になります。
ふたり用のベストはコレ！
セミダブルで狭い２人用のベッドのサイズは何㎝なのか、についてです。
ふたりでゆったり寝るベストなサイズはコレ！
上に書いたサイズから男女の2人が「ゆったり寝よう」と考えるなら、ベストは
- シングル2台（約200㎝）
あるいは
- シングル＋セミダブル（約220㎝）
という感じかと。
シチュエーション別
各サイズのベッドについて、どんなシチュエーションで使うのがいいのかについてです。
セミダブル
基本的に一人で使うけど、恋人が来た時などに一緒に寝る感じ。かなりくっつきます。
ダブル
ふたりで寝るのが毎日ではない、あるいはどうしてもスペース的に置くことができない場合の2人用として。ダブルと言いながら、体が大きい人だとけっこう狭く感じます。
ワイドダブル・クイーン
毎日一緒に寝る夫婦やカップルがゆったり寝る感じ。寝返りをするのにもそこまで様差を感じなくなるのがこの辺りのサイズからです。
シングル二台
夫婦で将来、子供ができた時なども考慮した場合など。一人一台分となるのでかなりゆったりできるのと、隣の揺れが伝わりにくいので寝る時間が違う人にもおすすめ。
シングル＋セミダブル
体の大きい方でもゆったり寝られます。子供が小さいうちは一緒に添い寝が可能で、将来的には分けて使えるのも便利。
セミダブルの正しい(と勝手に思ってる)使い方
じゃあ、セミダブルはどんな時に使うベッドなのか？ということですが、次のような場合が考えられます。
とにかく１人でゆったり寝たい
シングルサイズのベッドでは、横幅が約100㎝あります。上に書いたように体形によっては1人分の必要な横幅が105㎝となる場合も。
シングルで余裕という人もいれば、体格や寝てる間の姿勢を変える回数などによってはシングルだと狭いと感じたことがある人もいるんじゃないでしょうか。体格や感覚は人それぞれです。
男性でがっしりした体格の人なら、なおさらです。
(寝れないことはないし、慣れもありますが)
そんな場合に、セミダブルという選択が出てきます。
(ワイドシングルという10㎝だけ幅の広いタイプもあるけど、種類がほとんど無い)
20㎝広くなると、かなりゆったりします。
やたら背が高い
身長が高くてマットレスからはみ出る、という悩みを持ってる人がいます。(うらやましい…)
そんな人がベッドを探すときにどうするかというと、多いのが「ロングサイズのベッドを探す」という選択。
ロングサイズとは、普通のマットレスよりも10～20㎝(メーカーによる)長いマットレスで、普通のサイズでは足が出てしまうといった人のためのものです。
ただ欠点としては、
- ベッド自体の種類が少ない
- カバー類も少ない(そして高いものが多い)
それに対して、身長の高い人がセミダブルに寝るという手もあります。
完全に足が出てしまう場合にはあまり役に立ちませんが、普通のマットでギリギリという程度ならちょっと斜めにも寝れるし、幅が広い分、窮屈に感じないかもしれません。
セミダブルに子供と寝る
よく結婚と同時にダブルベッドを購入して、子供が生まれたら3人で寝ようと考えている人がいますが、ダブルベッドで子供と寝るのははっきり言って狭いです。上に書いたように2人でも微妙なので。
本当に小さなうちなら寝れないこともありませんが、成長するにつれすぐに狭さを感じるかと。
で、セミダブルの場合、大人２人は圧倒的に狭いですが、「小さな子供とお母さん」なら寝れないこともありません。
（ゆとりはないし、子供が大きくなってきたらやっぱり狭さは感じるでしょうけど）
もし結婚したときにベッドをシングル２台にするつもりなら、子供ができた時の事も考えて、片方をセミダブルにしておく、という手もあります。
(場所があればですけどね)
セミダブルサイズのベッドのまとめ
ダブルという文字が入ってるからといって、２人では窮屈！
- １人でゆったり寝たい
- 体が大きくてシングルではきつい
といった場合に選ぶサイズ。
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