「フランスベッドってどうなの?」
「最悪とか評判が悪いなんて聞くけどやめた方がいい?」
「マットレスの口コミとか評判ってどんな感じ?」
国内の有名なベッドのメーカーといえばフランスベッドの名前が上がる人も多いんじゃないでしょうか。
ただネットなどでたまに、フランスベッドの悪評を見かけることがあります。
フランスベッドの評判や口コミ、そして家具屋で働いていた人間として個人的な意見をまとめてみました。
フランスベッドは最悪、なんてことはない!
個人的には「最悪」なんてことは全くない、と思ってます。
色々理由はあるのですが、まずはフランスベッドのマットレスの特徴と世間的にどんな評価なのか、口コミや評判をまとめました。
そして最後の方に個人的にフランスベッドはどうなのか、についてまとめてるのでよければ参考にどうぞ。
ちなみにベッドのマットレスのスプリングについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
フランスベッドとは
まずはフランスベッドについて、です。
フランスベッドは日本のベッドメーカー。設立は1946年となっているので、かなり古い歴史を持った会社になります。
高密度連続スプリングマットレス
そのフランスベッドの特徴というと、高密度連続スプリングというバネを使ったマットレス。
日本で唯一、その高密度連続スプリングを作る権利と、販売する権利を持っている会社なのです。なのでフランスベッドだけ、他社とちょっと違うマットレスを扱っています。
昔からマットレスのバネというと、グルグルっと巻かれたバネを硬鋼線で繋いだボンネルコイル、同じくバネを不織布で出来た袋に入れて繋げるポケットコイルが主流でした。
そこにフランスベッドの高密度連続スプリングが現れて、売上を伸ばしていきました。
ポケットコイルの方が人気が上?
ただ最近では、やたら「ポケットコイルが優れている」といった意見をとてもよく聞くようになりました。
もちろん良くないわけではありません。多数のメーカーが扱っているので。
ただポケットコイル一択、という風潮はどうなのかなぁ、というのが個人的な感想。
いろいろ意見はあると思うんですが、先ずはフランスベットの口コミや評判がどんな感じなのか、から見ていきます。
フランスベッドの肯定的な口コミや評判
フランスベッドのことを良く言ってる口コミを、大まかにまとめてみました。
- 硬めの寝心地がいい
- 硬めで寝返りがしやすい
- 通気性が良さそう
- 沈みすぎない
- 体が落ちこまず支えてくれる感じ
- ポケットコイルよりも寝やすい
- 肩こりや腰痛が楽になった
- 種類が多い
- サイズ展開が多い
- ロングサイズがあるのがいい
基本的にはフランスベッドに対して何か意見する場合、多くの人がポケットコイルマットレスとの比較で話します。それ以外はほとんどがそれなので。
硬い、柔らかいの好みで評価が変わる
そうなってくると一番多くなるのが
- フランスベッドは硬め
- ポケットコイルは柔らかめ
という作りに対して硬いのが好きか嫌いか、柔らかいのが好みかそうでないか、といったところに落ち着きます。
実際にフランスベッドに対して肯定的な評価をしている人の中で多いのが、「硬めで寝やすい」という意見。
あとは硬いことにより「寝返りがしやすい」、「体が沈まない」といったところです。
腰痛が治るというわけではない
ちなみに「肩こりや腰痛がマシになった」なんて意見を見かけることが結構ありますが、マットレスは治療器具ではないので「腰痛が治ります」なんてことは当然言えません。
ただマットレスの硬さが体に合って、マシになるということはあるかもしれません。また逆にマットレスが合っていなかったり、へたってきて腰が痛くなる、という可能性は高いかもしれません。
寝返りと腰痛の関係はよく言われることがあるので全く関係無いことはないかもしれませんが、個人差はあるし人によって硬い、柔らかいがイイかダメかは変わってくるという事でしょう。
フランスベッドの否定的な口コミや評判
そしてフランスベッドの悪評、あまり好ましくないという意見のまとめです。
- 硬めなので体が痛くなる
- 体に沿って沈まない
- 横向きで寝たときに硬さを感じる
- 隣の振動、揺れが気になる
- 値段が高い
逆に否定的な意見としては、やっぱり硬めなことに対しての不満になります。
体重の軽い人には不評なことも
ポケットコイルなどと比較すると硬めなのは間違いありません。
特に女性や体重の軽い方からすると、あまり沈まない感覚が気になる人も多くなるでしょう。
結果として寝心地の悪さと感じる人が多いようです。
揺れが伝わりやすい
あとポケットコイルの場合、バネ同士は不織布の袋で繋がっているだけで独立してあまり連動しません。
なので個別にバネが沈みます。
(他のバネの縮み方に干渉しません)
結果として、例えばダブルサイズで2人で寝ているときに「横の人に振動が伝わりにくい」といったメリットがあり、その点でフランスベッドのマットレスに不満を感じる人もいるようです。
(高密度連続スプリングは一本の硬鋼線で編み上げてスプリングを作っているので、比較すると揺れは伝わりやすくなっています)
価格は何と比較するかで評価が変わってくる
あと値段に関しては、マットレス全体で見てみるとフランスベッドの方が高い場合もありますが、もちろんフランスベッドよりも値段の高いポケットコイルもあります。
そして、ニトリや普通の家具屋さんで売られてる安めのマットレスと比べたら、そりゃあ高くなります。
それだけ品質が高いので。
と、いろんな意見があります。で、家具屋で実際に働いていたときに自分がどうしていたかというと、どちらかといえばフランスベッドを推していました。
当然「ポケットコイルが欲しい」という人に悪口を言うのではなく、それぞれのメリット・デメリットを説明し納得された方のマットレスを販売してましたが。
ではそんなフランスベッドについての、あくまでも個人的な意見をまとめておきます。
個人的に「フランスベッドは最悪じゃない!」と思う10個の理由
硬めが特徴でそこがいい
まず硬さの理由ですが、それは単純にバネがたくさん入っているからという面も。一本の硬鋼線を、たくさん(高密度)に編み込んでマットレスのバネを作っているからです。
その時点でしっかりしてそうじゃないですか?
さらに、たくさんのバネを使うだけでなく、体圧分散性(マットレスから体にかかる圧力を分散させる性質)も考えられた構造になっています。
寝返りがしやすい
フランスベッドのマットレスで1番重要だと思ってるのがココです!
体圧分散性がいい、と書きましたがそれだけを考えるならポケットコイルなどの方が優れている面もあります。柔らかくバネが独立しているので、腰や肩など出っ張ったところがしっかり沈んでくれるので。
ただし寝心地というのはそこだけではありません。
いくら沈んでくれてもその部分の血流が悪くなるので、睡眠中には寝返りをする必要があります。柔らかくて体が沈みすぎると、睡眠中にはとても大切なこの「寝返り」を打ちづらくなってしまうのです。
結果として
- 寝返りを十分できない
- 寝返りするために必要以上に力が必要
となって、
- 血行が悪くなる
- 体が痛くなる睡眠の質が下がる
といったことがおこる可能性が上がってしまうんです。
フランスベッドの場合はある程度の硬さがあるので、寝返りのしやすいマットレスという事ができ大きなメリットと思います。
硬いだけではない
ちなみにフランスベッドのマットレスの中にも、柔らかめのものもあります。
- バネが厚いタイプ
- 詰め物(バネの上に詰められているウレタンなど)の厚みがある
- 低反発ウレタンが使われている
など。
硬いのは対策できる
また購入してからどうしても硬い、となったときにも対策はあります。
- ベッドパットを厚めのものにする
- 薄手のマットを敷く
- トッパーを使用する
など。
せっかく硬めのマットレスで寝返りがしやすいのに、柔かくしたら意味がないのでは?と思うかもしれませんが、たしかにその通り。
ただどうしても硬くて寝にくい、となった時にある程度は調整できますよ、という話です。
耐久性が高い
あと、そうまでしてもフランスベッドがいいんじゃないか、と思うのがこの「耐久性が高い」という理由から。
ポケットコイルはバネが独立しているので体にフィットするんですが、お尻や肩などのところにあるバネは常に沈んているのでへたりやすい、とも言えます。
高密度連続スプリングではバネが繋がっているので、独立して沈まないかわりに力を分散することができ耐久性が上がります。
端までしっかり
あとマットレスのへたりでいうと、一般的にはお尻や肩など体が出っ張っている部分と、マットレスの端から沈んできます。
ただフランスベッドのマットレスでは、一部の商品になりますが端の部分を補強したようなタイプがあります。
また構造的にも力を逃しやすいので、ポケットコイルと比べると端まで強い気がします。
通気性がいい
あとコレです。フランスベッドを進める理由。
ポケットコイルはバネを1つずつ布で覆った状態なので、通気性が悪いんです。
フランスベッドの場合、そこまでではありません。
そして人が寝ている間にどのくらいの汗をかくかご存知でしょうか。コップ一杯分、200mlです。
ベッドパッドなどを敷いているとしても、毎日毎日それだけの量の汗をかくことを考えたら、通気性がいいに越したことはありません。
日本人に合わせている
日本のメーカーなので、もちろん日本人の体型や好みに合わせたベッド作りが行われています。
そこも意外と重要。
欧米のベッドは、体重が明らかに日本人より重い人を対象とした作りになっているので。
コストパフォーマンスは高い
コストに対してのパフォーマンスの話です。
ベッド全体でいうと価格は高い方に入るかもしれません。安いベッドはいくらでもあるので。
ただバネの機能や作りなどを考えたら、コストパフォーマンスは高いんじゃないかと。
費用が足りない場合には、マットレスだけフランスベッドという手もあります。シングルからダブルのサイズまでは、ほぼどのメーカーも同じサイズなので。
(イケヤや一部メーカーでは異なる場合もあるので、必ずしっかり調べて確認してください)
安心
日本製というのは、いまだに安心できるなぁ、というのは自分だけでしょうか。
マットレスは中身が見えないので、海外製の安いものになると正直どんなウレタンを使っているかわからず心配になります。
すべての人に合うマットレスはない!
あと言いたいのは、人の体型が全て違うように好みも千差万別ということ。
すべての人が気に入るものなんてありません。
フランスベッドじゃないとダメ、と言ってるのではなく、いろいろなところのベッドを見て検討してみてください。
家具屋さんで働いていたときには、いろんなメーカーさんから話を聞いて実際に横になって比較していましたが、たしかにポケットコイルもいいです。
柔らかめの寝心地を求めている人にはポケットコイルと説明していました。
ただ、個人的にはトータルでいうとフランスベッドが優れていると思っていたので、お勧めることが多かったような気がします。
フランスベッドは本当に最悪なのか、のまとめ
もちろん
- 体型
- 寝姿勢
によっては合わない人もいます。
ただ言いたいのは、最高とまでは言わないが決して最悪ではない、ということ。
「フランスベッドは最悪」なんて見かけたので、言いたくなって書いてみました。控えめに行っておすすめです。
ただ柔らかいのが好きな人は、ポケットコイルの方が気に入るかも。
どちらにしても、一度横になって試してみることをおすすめします。
個人的によくできてるな~、と思うベッド! |
UNI(ウニ)詳しい説明は walto(ウォルト)↑クリックで商品ページに! 詳しい説明は NORL(ノール)詳しい説明は プルート↑クリックで商品ページに! トビー↑クリックで商品ページに! |
人気のタイプのベッドフレームを、
種類やデザインごとにまとめてみました!
ベッドを探すならぜひ見てほしい「ネルコ」というサイトについてまとめてみました。
ベッドフレームを探すなら見るべきサイト |
ベッドフレームを探すときに、ぜひ見てほしいサイトを集めてみました。 neruco(ネルコ) 詳しい説明は、 エアリゾーム インテリア↑ 詳しい説明は、 Re:CENO(リセノ)ナチュラルなベッドフレームを探すなら、まずはチェック! 詳しい説明は、 家具350 FLYMEe(フライミー)↑ |