「テレビ台で木製じゃないモノもあるの?」
「天然木だったらいいという訳でもない?」
テレビ台といえば、温かみのある木製のものを!という人も多いでしょう。ただ木製っぽくても種類はいろいろ。
天然木や木じゃないモノも含めて、「木製のテレビ台」の注意点です。
テレビ台を木製にする時にはココに注意!
テレビ台、もっといえば家具なんて、基本的には木製なんですが、それなりに気を付けるところがあります。
木でできたテレビボードの注意点。
木製じゃない!
家具の色として一番多いのが、茶色。濃いめの茶色もあれば薄いものもありますが、ココで間違いが起きやすいんです。
「茶色だからって、木製だと思うなよ!」ということ。
どういう事かというと、家具でも実際に木を使っていない部分がたくさんあるんです。表面が木目だと思っても、本物の木ではない場合もたくさんあります。
家具の表面材
家具の素材としては、
- 無垢材(集成材)
- 突板(つきいた)
- 合成樹脂
- プリント紙
などがあります。
無垢材
無垢材とは、木を丸太から切り取って板にしたもの。
(小さな板をくっつけたものもあり)
突板
突板とは木を薄くスライスして、表面に貼りつけたもの。
上の2つが天然木と呼ばれる、本物の木を使った木製の家具となります。
天然木のテレビ台については、こちらの記事もどうぞ。
「天然木のテレビ台とか言って中身は?」
合成樹脂化粧合板
合成樹脂はポリエステルなどの合成樹脂のシートに木の木目をプリントし、表面に貼り付けたもの。
プリント紙化粧合板
プリント紙は、名前のとおり木目をプリントした紙を表面に貼り付けたもの。
つまり表面が木製に見えるような材質でも、実際に本当の木を使っているのは、無垢材、および突板を使っているものだけなんです。
(突板でも、中身が木の繊維を圧縮したボードであったり、木で枠を組み薄い板を貼ったものもあります)
どの部分が木製か?
また無垢を使っているといっても、全て無垢材で作られたテレビ台というのは、ほとんどありません。テレビ台でいうと、無垢材が使われている場合が多い場所としては、
- 天板前板(引き出しや扉が付いたタイプの前面の板)
- 脚や取手などの部品
となり、横の面や底の板、裏側などにはまず使われていません。
ただ木製にすれば良いというものでもありません。
全部を本当の木製にしてしまうと、
- 値段が高くなる
- 重くなる
- 多くの木材が必要になる
といったデメリットもあります。
ただ、茶色で木目になっているからといって、木製のテレビ台、と勘違いすると、たいして良くもないモノを、他より値段が安いから、といって買ってしまうような事が起こります。
↓下のテレビ台のように「無垢材」で検索しても、すべてが無垢材でできているわけではありません。
傷が付きやすい!
「木は硬い」と思っている人、半分正解です。確かに木は硬いんです。
ただ傷が付かないほど、という訳ではありません。
さらに木の種類によっても硬さ(傷付きにくさ)は違ってきます。
家具屋さんなんかで家具の材質を見た事があるなら、知っているかもしれませんが、ナラ(オーク)という木があります。もう1つ、ラバーウッド(ゴムの木)という木があります。
木の種類によっても変わる
この2つはどちらも木なんですが、硬さが全く違ってナラの方が圧倒的に硬いです。
違うといってもどちらもソコソコ硬いので、私のチョップでは絶対に割れません。ただ家具屋さんで働いていた時に確かめた事があるのですが、爪でギュッとするとラバーウッドでは簡単に跡がつくのに、ナラではなかなか傷が付きません。
(注意!絶対にお店の商品で確かめないで下さい。私も直接商品に「えいっ」とやってた訳ではありません。クビになります!)
明らかに表面の硬さが違うのです。つまり普段の生活での傷の付きやすさが違ってきます。
木製のテレビ台だからといって、傷が付かないなんて事は当然なく、木の種類によっても傷が付きやすい、付きにくいというのがある、という事です。
ゴムの木とは?
特にラバーウッドというのは、値段が安いので家具の材料としてよく利用されています。
もともと天然のゴムを抽出したあとの木の再利用みたいなものなのと、成長がとても早いので安く使う事ができます。
ただし、成長が早い、ゴムを抽出した後、という事は中身があまり詰まっていないという事でもあり、他の木と比べると、表面が柔らかく傷が付きやすいという事がいえます。
天板の傷対策としては、透明のテーブルマットを自分でカットして対応したりといった方法があります。
傷に関しては、ココにも少しですが書いてます。
反ったりするかも!
木製の家具というのは「木の板を使っている」という事になりますが、木の板というのは加工した後でも、水分が抜けたり貯まったりという事が繰り返されます。
その影響で反ってきたり場合によっては割れが出たり、という事もあります。
一般的には家具に利用されているような板は、水分の調整が行われていて、またある程度小さな(細い)材料をくっつけて大きな板にして利用しているので、それほど反りを心配する事はありません。
ただ幅の広い大きな板を天板に使っているようなテレビ台の場合には、反ってしまう可能性はあります。
(可能性だけでいえば、木製の家具は全部反るかもしれない、といえますが)
まぁ、それほど神経質になる必要はありませんが、そういう事もある、という話です。
木製のテレビ台のまとめ
結局何が言いたかったかというと、
「家具なんて当然、木の板で出来てると思われがちだけど、みんなが思ってるほど木で出来てないよ!」
ということ。
そして、
「じゃあ木だったら良いかというと、そうとも言い切れないよ!」
ということ。
ただ木でできた家具、と思ってたら紙だった、ではちょっと悲しいんで、気になる人は買う前に、どこにどんな素材が使われているのか、を確認しましょう。
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