「ベッドの高さって何センチがベストか知りたい!」
「高さが違うと何が変わるの?」
「いろんな高さのベッドがあるけど何がいいの?」
ベッドはその高さによって、使い勝手や便利さが変わってきます。
ベッドの高さが違うと何が変わってくるのか、高さごとのメリットやデメリット、高さを変えるにはどんな方法があるかなどについてまとめてみました。
ベッドの高さのベストは45cmくらい
まったく個人的な意見なんですが、ベッドにおけるマットレスのベストの高さは45㎝くらいかと。なぜかというと、立ち上がりやすい高さだから。
ベッドの「高さによっての違い」については下に書いてますが、いろんなポイントがあります。
ただその中で一番重要なのは、楽に立ち上がれるかじゃないかと。
ダイニングチェアの座面高は42cmくらい
ちなみに日本のメーカーが作っているダイニングチェアの座面の平均は、だいたい42cmくらいになります。なぜならそのあたりが日本人の体形にとっては一番立ち上がりやすいから。
なのでベッドから立ち上がるときもそのくらいの高さがベスト。ただしベッドのマットレスはダイニングチェアよりもクッション性が高くへこみます。
なので+3cmくらい上げた45cmくらいがベストじゃないかと。
さらに柔らかくて沈み込むマットレスなら、もう少し高い方がいいかもしれません。
(もちろん身長など個人差はあるんですが)
ベッドの高さによって何が変わるか
個人的な結論に関しては上に書きましたが、ベッドの高さがなぜそんなに重要なのか、高さによって何が変わるのかをまとめてみました。
立ち上がり
上にも書いてますがベッドの高さによって一番影響するのが、ベッドから立ち上がるときです。
高さが低すぎるとマットレスに座って立ち上がるときに、お尻の位置が低くなるのでしんどくなります。寝起きで体が重く、さらに腰が悪い人などはさらに大変に感じるかも。
またマットレスの位置が高すぎると、座った状態で床に脚が付かないという事も考えられます。大人ならそれほど問題はありませんが、まだ小さい子供だとちょっと危ないことも。
圧迫感
家具の高さが高い、低いというのは部屋の中に与える圧迫感が大きく変わってきます。
ましてやシングルでも幅1メートル×奥行2メートルもあるベッドとなると、高さによってかなり印象が変わってきます。
部屋を広く見せたいならヘッドボードの高さはもちろん、マットレスの高さも考える必要があります。
寝心地
寝心地に関しては個人の好みなんですがロフトベッドなど高めのベッドの場合、マットレスの厚みがかなり薄くなることが多くなります。
(分厚いマットレスだと柵を乗り越えやすくなって危険なので)
薄いマットレスは寝心地の面で良くない場合(硬かったり、弾力が無かったり)が多くなるので、ハイタイプのベッドだと寝心地を犠牲にしないといけない場合も。
通気性
人間は寝ている間にかなりの寝汗を書くので、ベッドの通気性というのはとても大切です。
ただしフロアベッド(マットレスと床の間がほぼないタイプ)やロータイプのベッドの場合、湿気の逃げる場所がなく通気性がかなり悪くなります。
低ければ低いほど注意が必要。
掃除のしやすさ
ベッドの高さが低い場合、掃除機が入りにくいなどで掃除のしやすさがかなり変わってきます。
ロボット掃除機を使う場合も、高さによっては使えないタイプも。
もちろん高めのベッドでも、下がすべて収納になっていたら掃除のしにくさは同じですが。
収納スペース
あまりに低いベッドだと収納スペースが無かったり、あっても十分でないという事も。
収納を重視するなら、ある程度の高さは必要になります。
チェストベッドと呼ばれる引き出しが二段になったタイプなら、ちょっとしたタンスくらいの収納力があります。
兼用できる
ベッドは部屋の中で大きな面積をとってしまうので、効率的にスペースを使いたいとなるとハイタイプのロフトベッドという選択肢が出てきます。
ロフトベッドの中には高さが200㎝くらいのモノもありますが、その高さがある事でその下のスペースに机を置いたりタンスを置いたりといった事が可能に。
つまり1つのスペースで、「ベッド+○○」といった2つの機能を兼用できるようになります。
これはミドルタイプのベッドにも言えることです。
高さ別のメリット・デメリット
ではベッドの高さが違うタイプで、どんなメリットやデメリットがあるのかについてです。
ロータイプ
ロータイプ、あるいはフロアベッドと呼ばれるタイプで、床からマットレスまでの高さが30㎝くらいまでのモノ。
ロータイプベッドのメリット
- 部屋が広く見える
- おしゃれに見える
- 落ちてもまだマシ
大きなメリットは、圧迫感が減ることと、センス良く見える場合が多いトコでしょうか。
ロータイプベッドのデメリット
- 立ち上がりがしんどい
- ホコリがかかる
- 掃除がしにくい
- 収納スペースがない、狭い
- 通気性が悪め
一番のデメリットは、立ち上がりのしんどさじゃないでしょうか。
ホコリに関しては床から30㎝あたりを漂っていると言われるので、フロアタイプなどだとまさに顔の高さくらいにホコリが舞っているということにもなりかねません。
標準タイプ
一般的なベッドという意味で、床からマットレスまでの高さは40~45cmくらい。
標準タイプのメリット
- 立ち上がりが楽
- 種類が多い
- 収納できるベッドも多い
- そこまで圧迫感はない
- ヘッドボードのデザインにもよる
標準タイプのデメリット
- そこまで収納力は高くない
標準な高さのタイプなので、すべてにおいて平均点。ということで、デメリットはあまりないような気がします。
そして一番多いサイズなので、当然のことですがメリットに書いたように選べる種類が多くなります。
高めのタイプ
主に2段の引き出しになったチェストベッドがこのタイプに当てはまり、床からマットレスまでの高さは50~55cmというところでしょうか。
高めのタイプのメリット
- 小さなタンス代わりになる
- 立ち上がりが楽
高めのタイプのデメリット
- 圧迫感は出がち
- マットレスが薄いので寝心地がイマイチなモノも
- 落ちたらちょっと危ない
基本的には普通のベッドよりも高さがある分、収納が充実するというところです。
高さが出るのでセットされるマットレスは薄いタイプが多く、寝心地の面での選択肢が少ないのが欠点といえます。
ミドルタイプ
ミドルタイプとはロフトベッドの中でも低めのタイプで、床からの高さが100~130cmくらいが多いでしょうか。
(高さについてはかなり幅があります)
ミドルタイプのメリット
- ロフトベッドにしては圧迫感少なめ
- もちろん収納が充実
- 高さの恐怖感がそこまでない
- 昇り降りがそこまでしんどくない
ミドルタイプのデメリット
- ベッド下にデスクなどは無理
- 普通のベッドと比較すると圧迫感が出る
- 布団や携帯が落ちるとダメージがでかい
普通のベッドにはない収納力が魅力ですが、基本的には収納家具などを置くのが一般的でデスクやソファなどを置くのには適していません。
あらかじめ、空いてる空間のサイズをしっかり把握しておくことが大切。
ハイタイプ
ハイタイプとは、いわゆるロフトベッドと言われて想像されるタイプで、ベッド全体の高さでいうと床から180~200cmくらいあるモノも。
ハイタイプのメリット
- なんでも置ける
- まるまる自由に使える
- クローゼットとしても
ハイタイプのデメリット
- とてつもない圧迫感
- 寝てる場所が天井に近い
- 落ちたら危険
- 毎日の昇り降り
- 夏場に暑い
ハイタイプの場合、ベッドを置いていることをほぼ無視して部屋の一部として利用できるのが大きなメリット。
逆に高いからこその天井からの近さや落ちた時の心配といったデメリットが出てきます。
ヘッドボードの高さも重要
ここまではマットレスの高さについて書いてきましたが、見た目や使い勝手にはヘッドボード(頭側の部分)が重要になってきます。
ヘッドボードの高さによって、部屋に置いた時の圧迫感が全く変わってきます。
ヘッドボードの種類やポイントについてはコチラにも書いてますが、
圧迫感を無くすならヘッドレスタイプ(ヘッドボードがないタイプ)という手も。
スマホや眼鏡を置く場所がないですが、
- サイドテーブル
- ナイトテーブル
などで対応することもできます。
ヘッドボードが付いたタイプでも、できるだけ低くしたものもあるので、部屋の圧迫感が気になる人は探してみるのもいいんじゃないでしょうか。
実際に選ぶ時の高さに関する注意点
実際にベッドを選ぶ時に、高さを確認するために見るべきポイントはココ。
靴を脱ぐ
コレはかなり大事です。
家具屋さんでもお客さんによく言ってたんですが、ベッドだけじゃなくソファやダイニングチェアなど、座って使う家具に関しては、必ず靴を脱いで確認しましょう。
靴のままだと実際よりも低く感じます。
お店なので靴を履いたまま確認してしまいがちですが、面倒でも靴を脱いでチェックしてみてください。
パットなどの厚みを考慮
お店ではマットレスだけを置いてますが、実際に使うときには最低でも
- ベッドパッド
- マットレスカバー
などを敷くことになります。
そのぶん実際に使うときな高くなります。
マットレスはへこみます
ところがマットレスというのはへこみます。必ずサイズ表だけじゃなく実際に見て座って確かめましょう。
また使っていくうちに必ずいくらかはへたってくるものなので、最初が一番硬いという事も考えて選びましょう。
部屋に与える圧迫感
あとは、やっぱり見た目の部分での、部屋に与える圧迫感。
ヘッドボードに気が行きがちですが、より面積の広いマットレスの高さもけっこう大事になるので、部屋を広く見せたい場合はココもしっかりチェックしましょう。
ベッドの高さを変える方法
実際に購入してから、「どうしても高さが気に食わない」といった事もあるかもしれません。そんな時にはどうしたらいいのか、についてです。
低いベッドを高くする方法
ベッドの脚の下に何か足す
脚付きのベッドなら脚の部分に
- 継ぎ脚
- レンガ
- ブロック
等をかませることで高さを上げることができます。
低いベッドを高くする場合には、とにかく
- 支えるモノが重さに耐えられるか
- 滑ってずれたりしないか
などに気をつけましょう。本当に危ないので。
脚を付け替える
楽天などでもベッドやソファなどの脚だけが販売されています。
ベッドに取り付けている足が取り外し可能なモノなら、脚ごと取り替えるという手も。
注意点は取り替える脚が同じ取り付け方法かどうか。
ねじ込むタイプでもなかにはネジの太さや溝の幅(ピッチ)が違って取り付けられない場合もあるので注意しましょう。
マットレスを厚くする
ベッドフレームを高くしたいという事ではなく寝る面が高くなるだけでいいなら、
- マットレストッパー
- 厚手のベッドパット
を敷くという手も。
マットレストッパーとは本来マットレスがへたったり寝心地を変えたいときに敷くものですが、分厚いモノだと10センチくらいあるので完全にベッドの高さを変えることができます。
高いベッドを低くする方法
脚を外す
脚付きのベッドの場合、脚を外せばそのぶん高さは低くなります。
注意点は、脚を外した時の底の部分。
そのまま置いたら床に傷をつけてしまう可能性が高いので、床にマットを敷いたりフェルトを貼るなど注意が必要。
また構造的に問題がある可能性もあるので、販売店に確認しましょう。
脚を切る
かなりの力技ですが、物理的には木の脚なら可能。
(おすすめはしませんが)
- ネジが埋まって手切れない
- バランスが悪くなってがたつく
といった事がないように気をつけてください。
自己責任でお願いします。
マットレスを変える
どうしても高い場合は薄いマットレスに変えれば低くなります。
ただし薄めのマットレスの場合、固めになったり柔らかすぎたりなど寝心地を損なってしまう可能性も。
かならず一度寝てみて確認してからにしましょう。
脚を変えたり外したり切ったりというのは本来の使い方とは違うので、くれぐれも安全に気をつけて自己責任でお願いします。
高さを変えられるタイプを選ぶという方法も
もしまだベッドを購入していなくて「将来的に高さを変えたくなるかも」、と考えそうなら高さ調節が可能なベッドを選ぶという手もあります。
- 脚付きのベッドで長さが違う脚がいくつか付いていて、好みの高さに変えられるタイプ。
- ヘッドボードとフットボード(頭側の板と足側の板)にネジ穴がいくつか空いていて、組み立てるときに高さを変えられるタイプ
などがあります。
基本的に、引き出し付きのタイプで高さ調整可能なモノはないと思いますが。
ベッドの高さ まとめ
普通にベッドを使うならベストの高さは45cmくらいかと。
- 収納をしたい
- ベッドの下を有効活用したい
- ロータイプで部屋を広く見せたい
などベッドをどう使いたいかによって、必要な高さも変わってきます。
ただし当たり前の話ですが、快適に眠るのがベッドの一番重要な役割。そこがおろそかになるような高さのモノはやめておきましょう。
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