「ローベッドのメリットやデメリットは何?」
「ロータイプでおすすめは?」
ベッドフレームが低い、ロータイプのベッドってありますよね。ローベッドと呼ばれてるタイプです。
(低いタイプで完全に床に付いてるものは、フロアベッドなんて呼ばれ方もしてますが)
家具屋さんで働いてた時も、やたらと「低いベッドありますか?」と聞かれたものです。
ただ、今まで普通の高さのベッドを使っていた人にとっては、使い勝手とか気になるところ。
ロータイプ(寝る面の低い)ベッドのメリットやデメリット、そしてよくできてるなぁと思うローベッドについてまとめてみました。
ローベッドならこんなのはどうでしょう?
いくつかいい感じの低いベッドを集めてみました。
ローベッドのメリットはココ
まずはロータイプのベッドのメリットですが、次のような点があげられます。
- 低いと部屋が広く見える
- 2台並べる場合、さらに圧迫感を抑えられる!
- カッコいい!という人も
- 落ちたときにケガをしない、かも
低いと部屋が広く見える
ロータイプのベッドの大きなメリットは、部屋が広く見えるという点じゃないでしょうか。
ベッドに限らず、部屋に置く家具は、背が低くて壁面がたくさん見えるほど、部屋を広く感じさせてくれます。
ベッドはとても場所をとる!
ベッドは一人用のシングルサイズでも、約1×2mの場所を取ってしまいます。
ヘッドボード(頭側についてる板や棚)が低いのはもちろん、寝る面も床から低ければ低いほど、部屋に広さを感じさせてくれます。
2台並べる場合、さらに圧迫感を抑えられる!
ベッドってサイズや使う人数によって、2台並べるという可能性もあります。夫婦で2台使ったり、子供が生まれたのでベッドを買い足したり。
2台並べたら、シングル2つで幅が200㎝。ダブルとシングルを並べようものなら、幅は240㎝。
そんな時もローベッドなら、圧迫感を抑えられます。
カッコいい!という人も
「ベッドが低いとおしゃれ」という意見は多く聞きます。
個人的にも背が高いタイプと低いものでは、圧倒的にロータイプの方がおしゃれだと思います。
ただ、そこは人それぞれの好みの問題で「背が高い方がボリュームが出て高級感がある」、と感じる人もいるでしょう。
見た目に関しては、自分が良いと思うものを選んだ方がいいです。
なんといってもベッドなんて使う期間が長いんで。
落ちたときにケガをしない、かも
絶対にケガをしないなんて事は無いんですが、背が低いことでいくらかはマシだと言えます。
小さな子供と一緒に寝る場合なら、高いタイプより安心できるかもしれません。
ただ赤ちゃんでも安心、なんてことは絶対ないので、
など、何らかの対策は絶対にしましょう。
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ローベッドのデメリットは?
では気になるロータイプのベッドのデメリットです。
- 低いと立ち上がりがしんどい
- 収納場所が確保できない
- ホコリが漂う
- 掃除が手間
- 通気性が悪いタイプも
- フロアベッドはマットレスを選ぶ
低いと立ち上がりがしんどい
一番のデメリットはココだと思います。
起き上がりというか、立ち上がりというか、要はベッドから起きて立ち上がるまでの動作の事。
健康な人はそれほど気にならないかもしれませんが、体調が悪かったり、二日酔いだったりすると気付くことも。
毎日の事なので、膝や腰が悪いと…
そして特に膝や腰が悪い人の場合、ベッドの面が低いと腰かけた状態から立ち上がるのがとてもしんどくなります。
普通のベッドなら腰や膝の角度は90度に近い状態なんですが、ローベッドの場合には、膝よりも腰が下にくるので、床から立ち上がるのに近い感覚となります。
毎日の、そして寝起きという体の動きが1番悪い時の話なので、腰痛などを持っている人にとってはかなり辛いかもしれません。
「ベッドガードがあると立ち上がる時に便利」なんて意見も見かけますが、介護用などじゃないとそこまでしっかりしてないので全体重をかけると危ないです。
膝や腰に不安がある人は、素直に普通の高さのモノにしておいた方が無難です。
収納場所が確保できない
ローベッドというのはベッド下の収納が基本的にはできません。
低くて場所がないので。
引き出しタイプだと、1メートルほどの幅の引き出しが2つあるので、なかなかの収納量です。
今までベッドの下に収納してた人からすると、ダメージは大きいかも。
ホコリが漂う
そもそもベッドの良さというのが何かというと、上に書いた「立ち上がりの楽さ」と、「ホコリを吸いにくい」という事なんです。
(もちろんマットレスを使う事による寝姿勢の確保もありますが)
どういう事かというと、部屋の中にはどれだけ掃除をしても、少なからずホコリが存在します。
昼間に人が動き回っている間は、空気中に舞っている事は何となく想像が付くと思います。
では、寝ている間のホコリというのはどうなっているのでしょう?
ホコリは漂っています
床に積もっていたらいいんですが、実は床から30㎝くらいの高さを舞っていると言われています。
普通のベッドなら、だいたいがその高さの上に顔が来るような高さになっているんですが、ローベッドの中には顔の位置がそこまでこないものも。
布団で寝るのと違う、ベッドならではのメリットがあまり無くなってしまいます。
掃除が手間
これはローベッドのタイプにもよるんですが、一般的にロータイプだと床とベッドの間が空いていない、もしくはとても狭くなります。
ローベッドなので。
そうすると掃除機を通すことができず、あるいはきつくなりベッド下の掃除がしにくくなります。
またロボット掃除機が使えない場合も。
(普通のベッドでも引き出し付きのタイプなどは、引き出し下が掃除しにくくなりますが)
ベッドの下には、ほこりが溜まります。
ちなみに引き出し付きベッドの引き出しの下や、ローベッドで床にべたっと底がついてるようなタイプですが、ほこりは溜まります。
パッと見は床に密接してるので隙間がないように見えますが、ベッドの底にはがたつきや傷防止のために数ミリの木やプラスチックの板が貼られています。
つまり数ミリ浮いてるので、そこにほこりが溜まり、きれいにするためにはベッドを移動しなければなりません。
ちなみにベッドの移動するなら、重さを軽減してくれて床の傷もつきにくくしてくれるので、あらかじめ裏側に家具用のフェルトを貼っておくのをおすすめします。
通気性が悪いタイプも
ローベッドのすべてという訳じゃないんですが、フロアベッドと呼ばれる床にベタッと付いてるベッドの場合は、通気性が悪くなります。
風の通り道がないので。
コップ1杯分
寝ている間というのは、健康な人でもコップに1杯分の汗をかくといわれ、熱帯夜で寝汗の多い人なら1リットルを超える、なんて話もあります。
それだけの量の水分のいくらかがベッドのマットレスにも染みこむ訳です。
(もちろん、多くはパジャマや寝具に吸収されますが)
それを考えると、ベッドの通気性は重要です。
実際にカビが生えたという話も、家具屋でお客さんから聞いたこともあったので。
対策としては除湿シートを使うという手も。
フロアベッドはマットレスを選ぶ
そして気をつけたいのが、フロアベッドと呼ばれるベッドフレームにマットレスをはめ込むタイプ。
こんなタイプです。
ベッドの枠の間にマットレスを入れるので、当然マットレスの大きさがピッタリな必要があります。
もちろん、セットで販売されている場合には問題ありません。
サイズが違うと入らない!
気をつけないといけないのは、ベッドフレームとマットレスを別々で用意する場合。
「マットレスなんて同じサイズだろう」と思っていませんか?
シングル・セミダブル・ダブルサイズまではほぼどのメーカーも同じなんですが、ワイドダブル・クイーンといったサイズだとメーカーによって違うので注意が必要です。
IKEAのベッドは要注意
さらに気をつけたいのがIKEAのベッド。
あまり知らない人もいますが、IKEAのベッドのサイズって、普通のベッドと違うんですね。シングルのサイズで比較すると、
- 一般的なベッド
幅:97㎝ 奥行:195㎝ - IKEA
幅:90㎝ 奥行:200㎝
一般的なベッドとしてあげてるサイズに関しては、どのメーカーもすべてがその大きさという訳じゃありません。
ただIKEAのベッドは、極端にサイズが異なります。
買い替えでフレームやマットレスのどちらかをそのまま使うといった場合にも、特にフロアベッドやマットレスをはめて使うベッドでは注意が必要です。
ローベッドのまとめ
ロータイプのベッドのメリットは、
- 部屋を広く見せる
- おしゃれ感
しかし機能的にはデメリットの方が多い印象。
見た目と使い勝手のどちらを優先するか、といったトコでしょうか。
ただし、膝や腰が悪い人に関しては、本当に避けた方が良いと思います。
ロータイプもあります!
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