「腰が痛いんだけど、ベッドのマットレスはどんなのにすればいいんだろう?」
「ベッドのマットレスが痛い!」
「腰痛におすすめのマットレスが知りたい!」
日本で腰が痛くて悩んでる人は2800万人なんて統計があります。つまり多くの大人は腰痛持ち。
そんな腰に不安を持つ人が少しでも快適な睡眠がとれるように、マットレスの選び方やおすすめについて書いてみました。
ちなみにマットレスやベッドによって腰痛が悪くなる事はあっても、治るなんて事はたぶんありません。
あくまで、腰に不安がある人が
- 少しでも快適に寝られる
- 朝起きた時に楽になる
- 負担が減らせる
という視点から、どんなマットを選んだらいいのかについてです。
家具屋で長いこと働いていて、お客さんの意見もいろいろ聞いたことがあるので、そのあたりも含めて書いてみました。
腰の事を考えて選ぶマットレス おすすめ3選はコレ!
まず結論を書いてしまいますが、個人的におすすめしたいマットレス(ベッド)は、次の3つです。
- モットン
- フランスベッドのマットレス
- 畳ベッド
(メーカーはどこでもそんなに変わりなし)
(ランキングではないし順位は付けれません。後に書いてますが人によって最適なタイプがそれぞれ違うので)
モットン
聞いたことがない人がほとんどかもしれませんが、最近腰の痛みが気にならなくなる(治すわけではない)と評判の高いマットレスです。
高反発マットレス
低反発マットレスなら聞いたことがある人も多いと思いますが、このマットレスは高反発、つまり跳ね返す力(反発力)が強いマットレスになります。
反発力が強いと何がいいかというと、寝返りをする助けになるという事。
腰痛の人の特徴として、寝返りの回数が少ないという事がいわれているんですが、高い反発力によって寝返りをしやすくしてくれます。
3つのタイプから硬さが選べる
また腰というのは、寝た状態だと1番出っ張ってるので圧迫されて痛みの原因になります。
そのため寝た姿勢で体の重さを腰だけじゃなく、全体に分散させることが大切です。
(この性質を体圧分散性といいます)
モットンではマットレスの硬さに3種類あって、体圧を分散させるのに最適なマットレスを選ぶことができます。
90日間の返品保証キャンペーン中
そして一番おすすめなポイントがコレ!
マットレスというのは実際に横になってみないと寝心地が分かりません。なので現物に横になって確認してから購入する方がいいと考えています。
ただ腰痛に関しては、横になるだけじゃなく実際に寝てみないと分かりません。
それは普通の家具屋さんのマットレスでも無理です。
ところがモットンなら、実際に寝てみてどうしても体に合わなければ返金してくれるというのです。しかも90日間。
これは腰痛でマットレスを探している人にとっては、最も大きなメリットといえるんじゃないでしょうか。
詳しくは公式サイトをどうぞ

フランスベッド
「フランスベッドのマットレス」とかなり大きなくくりになってますが、どのマットレスでも腰には優しいんじゃないかなぁ、という印象です。
柔らかすぎるのはダメかもしれませんが。
(コレも人によるから断言できませんけど)
高密度連続スプリングを使ったマットレス
フランスベッドというメーカーのマットレスの1番の特徴というと、普通のスプリングベッド(バネの入ったベッド)と比べて、ちょっと変わった形状をした体に密着しやすいバネが、大量に入っているという点。
高密度連続スプリングと呼ばれています。
こんな感じ。
そしてそれらのバネが、
- 体にしっかりフィットする
- 体の重さを分散させる(耐圧分散)
- 耐久性を高める
といった働きをします。
硬いだけでも柔らかいだけでもない
バネがいっぱい入ってるからと言って、カチカチに固い訳ではなく、フィットするからと言って柔らかすぎることもありません。
後ろに書いてますが、腰痛に大切なのは
- 体にフィットする性質
- しっかりとした反発力
でそれらを兼ね備えたマットレスといえると思います。
耐久性の高さもポイント
体にフィットするマットレスというと、ポケットコイルマットレスを想像する人もいるかもしれません。
ただフランスベッドのマットレスの場合、耐久性に優れていて使っていく上でのバネのへたり(へこみ)が少ないんです。
腰の部分がへこんだりすると、腰痛を悪化させる大きな原因となるので、その点でもおすすめかと。
楽天とかでも探せますが、やっぱり一度寝てみる事を絶対にお勧めします!
値段の参考とかにどうぞ。
畳ベッド
すいません。マットレスじゃないんですが、腰にいいという意見を家具屋で働いてた時もよく聞いたのであげました。
これも、この商品!というわけじゃなく畳ベッドならほとんど変わらないと思うので、くくりが大きくなってます。
硬ければ硬い方がいい?
これは実際にお客さんで腰痛持ちだという人からよく聞いた意見によります。
- 「和室で布団からベッドに変えたら腰が痛くなった」
- 「畳ベッドにしてから腰がマシになった」
- 「整骨院の先生から畳ベッドをすすめられた」
などなど。
これが全体のどれくらいなのかは分かりません。
(私が聞いたことがあるというだけなので)
ただ、「腰痛持ちだけど、畳ベッドで腰の痛みが楽になった」という話を実際に聞いたことが何回かあるので、人によっては対策になるのでしょう。
高さがあるので楽
あと布団との比較でいうと、確実に畳ベッドに限らずベッドの方が楽になるポイントがあります。
それは立ち上がるとき。
床から立ち上がるのと、ベッドから立ち上がるのでは全く違います。
若い方や腰痛の無い人では気にならないでしょうけど。
今床に布団をしいて寝ていて、腰痛のせいで起き上がりがしんどいという人は、畳ベッドがおすすめです。
(普通のマットレスベッドの場合、柔らかすぎて余計につらくなる可能性もあるので注意してください)
寝返りが楽
寝返りのしやすさは大切だという話をしましたが、畳ベッドの場合も布団の分くらいしか体が沈まないので、寝返りは楽だと考えられます。
ちょっと偏っていますが、家具屋でお客さんから聞いた意見や個人的にメーカーさんとかから聞いた話、自分で調べた結果、こんなセレクトになりました。
なぜ、この3つを選んだのかについて、もう少し詳しく説明していきます。
腰痛の原因とは?
そもそも腰痛の原因が分かれば、それを補う事ができる機能を備えたマットレスにすればいいだけです。
ところがそう簡単でないのは、人によって腰の痛みの原因がいろいろ違うため。なので腰痛の人みんなに共通するマットレスというのが、難しくなるんですね。
ちなみに腰痛の原因について、よく言われているモノをザッとあげてみました。
- 腰椎(背骨の腰の部分の骨)のゆがみによる神経の圧迫
- 腰椎のゆがみによる筋肉のコリ
- 椎間板ヘルニア
- ぎっくり腰
- 圧迫骨折
- ストレス
- 運動不足
- 肥満
などなど。
けがや病気から、生活習慣などに関係してくるものもあり、さらに腰痛の原因がはっきりわかるものは、実は少ないそうです。
腰痛対策を知るには、まずマットレスの種類を知る!
そしてお題となる腰に優しいマットレスの選び方ですが、その前に簡単にマットレスの種類にはどんなものがあるのかだけ、簡単に見ておきます。
(その方が説明しやすいので)
ちなみに詳しくは、「ベッドのスプリング(バネ)、種類や違いはコレ!」にも書いてます。
バネの入ったタイプ
ボンネルコイルスプリング
グルグルっとなったバネが均等に入った、定番で安いタイプのマットレスの中身になります。
ポケットコイルスプリング
こんな感じ。


ボンネルコイルよりも直径の小さなバネがよりたくさん入っています。
一つ一つが袋に包まれていてその袋でつながっているので、バネが独立して伸び縮みし、体のラインにフィットします。
高密度連続スプリング
1本の線を機械で編みこんで、小さなバネが高い密度でマットレスに入ったようになったマットレス。
密度が高いので、しっかり支えて耐久性も高いのが特徴です。
バネの入っていないタイプ
バネが入ってなく、主にウレタン(スポンジみたいな樹脂)でできたマットレス。
寝心地や耐久性のために、異なるウレタンがいくつかの層に分かれているモノも多い。
低反発マットレス
名前の通り、反発力のとても低いウレタンを使ったマットレス。
体にフィットしながらも、押し返す力が小さいので体の出っ張ってる部分の圧迫も少なく耐圧分散性に優れているモノが多いです。
高反発マットレス
低反発の逆で、反発力の高いウレタンを使ったマットレス。ただ硬いというのではなく押し返す力が強いという感じ。
その反発力によって、寝返りをサポートするというのが大きな特徴。

他にも低反発ウレタンとバネを組み合わせた低反発マットレスなど、いろんな種類があります。
腰に優しいマットレスの選び方のポイントはここ!
そして腰の事を考えてマットレスを選ぶときのポイントです。
腰が沈みすぎず寝返りがしやすいマットレス
最近、寝る事と腰痛に関して最も言われることが多いのが「寝返り」との関係。
腰痛の人は寝返りの回数が少ないという事も言われています。
じっと寝ていてからだが圧迫されると、血液の流れが悪く筋肉も休めません。それを解消するために脳が命令して寝返りをさせます。
そんな寝返りが少ないと、筋肉が緊張してしまい腰痛の原因にもつながります。
つまり、寝返りをしやすいマットレスというのが、腰痛の事を考えるととても重要になります。
寝返りがしやすい高反発マットレス
そして寝返りをしやすくさせるのが、体を押し返す反発力に強い高反発マットレスです。特に高齢者や女性など筋肉量の少ない人だと寝返りは少ないというデータもあるようです。
そのため個人的にも高反発マットレスを使ったモットンや畳ベッドをおすすめしています。
寝返りが多すぎるのもダメ
じゃあ逆に寝返りが多ければいいかというと、睡眠の質を考えた時にマイナスになります。体を動かすという事は脳が働いていたり眠りが浅くなっている可能性もあるでしょう。
つまり、寝返りのしやすさは大切ですが、そもそも寝返りの必要が少ないマットレスの方がいいという事。
圧迫されないことも大事
寝返りは、体が圧迫されて血液の流れなどが悪くなるから。なら圧迫されにくいマットレスを選ぶべきです。
そこで考えたいのが体圧分散性。
体の重さを腰や肩など出っ張った部分だけでなく、できるだけ多くの面積でマットレスに触れて重さを分散するという事。
体圧分散性という点だけで考えると、
- 低反発マットレス
- ポケットコイルスプリング
を使ったマットレスにも当てはまりますが、当然
- モットン
- フランスベッドのマットレス
でも十分に考えられています。
ちなみに畳ベッドではこの性質が劣ります。
柔らかすぎるのはNG
そして柔らかすぎるマットレスではおしりの部分が沈み過ぎたり、といった体圧分散ができないばかりでなく、寝てる時の姿勢も悪くします。
寝姿勢というのは、できるだけ立ってる時と同じだと良いとされています。
腰が沈んで曲がっていると、言うまでもなく腰には悪そうですよね。
寝た瞬間は気持ちいいんですが、柔らかいだけで選ぶのも腰にはよくありません。
へたりにくいモノを
そして今はよくても、将来的に腰の部分が沈んでくるという事も考えられます。
モノにもよるんですが、ポケットコイルマットレスというのはバネ同士が布でつながっているだけで、一つ一つのバネの強度で考えると耐久性は弱いモノが多いです。
(全部ではありませんが)
そのてんフランスベッドのマットレスやモットンでは、耐久性も高くなります。
たぶん畳ベッドが最強ですけど。
腰のために最適なマットレスのまとめ
何度でも言いますが、ベッドやマットレスを使う事によって腰痛が治るなんてことはない!と思っています。
それを前提としてですが、家具屋でいろんな人の意見や感想を聞いたり、マットレスについての勉強をしたうえでの個人的な意見になるんですが、腰のためには、
- 沈み過ぎないマットレスの硬さ
- 体に柔らかくフィットしていかに一部分を圧迫させないか
という相反する2つの性質のバランスが大事!
という事。
極端に柔らかい、硬いというのははマイナス面が多い気がします。
(ただ畳ベッドがいい場合もあるので、言いきれませんが)
そして、そのバランスも人によって違うので、試してみるのが一番。
実際に寝てみる事!
→なので、それぞれの条件を満たしていて、さらに試してから返品も可能なモットンが、ベストではないかもしれませんが、失敗の少ないベターな選択なんじゃないでしょうか。

今あるベッドのマットレスが痛いときの対策
これからマットレスを購入するのであれば、上記のようなポイントを参考にしてもらえばいいと思いますが、今あるマットレスが痛い場合にどうしたらいいのか、についてです。
すでに持っている場合に、痛いからといって買い替えるのはハードルが高くなります。
高いお金を出した買い替えて、改善しない可能性もあるので。
そんな時の対策としては、マットレストッパーを選ぶという手も。
マットレストッパーを使ってみる
マットレストッパーとは、それ単体で使うのではなくマットレスの上に敷いて寝心地を変化させるというモノ。
だいたい3~7cmほどの厚みのモノが多いでしょうか。
タイプとしては、
- 低反発タイプ
- 高反発タイプ
などがあり、他には普通のウレタンや綿が入っただけのモノも。
- 硬すぎるので体にフィットさせたい人は低反発
- 柔らかすぎるので寝返りがしやすいようにしたい人は高反発
といったように、自分の気になる部分を改善させるタイプを選ぶようにしましょう。
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