「ダイニングテーブルの高さってどうやって決めたらいいの?」
「ベストは何㎝?」
「高さごとの特徴が知りたい!」
ダイニングテーブルを選ぶときに高さって気にしてますか?
家具屋で接客していた時も、幅は気にするけど高さを確認していない人がたくさんいました。
ただダイニングテーブルの高さというのはとても重要なんです。モノによってそれほど変わるサイズではないんですが、数センチで使い勝手や座り心地も変わってくるので。
合っていないとどうなるか、そして最適な高さがどの位なのかについてみていきます。
ダイニングテーブルと椅子の高さが合わないとどうなる?
家具屋さんで働いていた時も、高さを気にしない人が多かったんですが、案外使い勝手が悪くなって後悔する事もあるんです。
ちなみにダイニングテーブルの高さを考えるときには、テーブル単品の高さだけでなく椅子の座面の高さとテーブルの天板の高さ、そしてその差が大切になってきます。
足が届かない
例えばテーブルが高すぎそのテーブルに合わせた座面の高さの椅子の場合、つまりテーブルもチェアも高い場合、人によっては足が床に届かない事もあるでしょう。
テーブルと、椅子の座面の間隔(差尺といいます)が適度な距離だと、実際に座ってみても、窮屈さや使いにくさは感じません。
(27~30㎝が適当と言われていますが、人それぞれの座高により異なります)
ただ人それぞれ身長が違い、高すぎて足が届かないとすごく疲れます。
また足を床に付けようとすると、椅子の前の方に座って姿勢が悪くなります。
足が組めない
例えば椅子は足も床に付いてピッタリなんだけど、足を組んだりするのに窮屈だという場合。
つまりイスが最適な高さなんだけどテーブルが低すぎる、差尺が狭いという場合です。
別に足を組む事が良いというわけではないんですが(姿勢も悪くなるんで)、テーブルとチェアの距離が狭すぎると太ももへの圧迫感もあるしテーブルからの出入りにも支障をきたします。
またそのような高さの椅子とテーブルの組み合わせで、肘置き付きの椅子だと、中に収納できない、ということもあり得ます。
使いづらい
例えば椅子はちょうどなんだけど、テーブルが高い場合。
脇が上がり肘の位置も上に来すぎて当然ですが使いづらくなります。極端にいうと首をすくめたような感じ。
またテーブルの高さは普通でも椅子が低すぎると、同じようになるばかりでなく足のやり場に困り姿勢も悪くなります。
これらはテーブル、及びチェアの高さが合っていない訳ですが、決して5㎝、10㎝合っていないという事ではなく気になる人にとっては、数㎝でも違和感を感じる場合があります。
ダイニングテーブルのベストな高さは70cm?
では、「どのくらいの高さがベストなのか」という話ですが、結論からいうとそれぞれの体型によって変わります。
背が高い人なら、テーブルや椅子も高い方が良いのは当たり前なので。
ここでは、一般的にどのくらいの高さがベストなのかについてみていきます。
(上にも書いて繰り返しになりますが、テーブルの高さだけじゃなく椅子の座面の高さとその間隔(差尺)が大事なのは頭に置いておいてください)
高さ70㎝程度=一般的なテーブルの高さの平均=ベストに近い
実際に売られているダイニングテーブルの平均的な高さは、68~71㎝の幅に収まるものが多くなっています。なぜ多いのかというと、平均的な日本人の身長などに合わせたサイズだからでしょう。
つまり、多く人にとってダイニングテーブルのベストな高さは70㎝程度、という事になります。
そしてセットになっている椅子であれば、それなりにバランスの取れた座面の高さになっているので、大きな問題はないと思います。
ただ70cmという数字は多くの人にとってベストな高さとなることが多い、というだけで全ての人に当てはまるわけではありません。みんな身長も違うし。
またテーブルと椅子の距離というのは、少し違うと感覚もかなり変わるので、実際に座ってみて、食事の姿勢をとったり、椅子から立ち上がってみたりと、色々試してみましょう。
その時に大切なのは、必ず靴を脱ぐこと。
家で実際に使うのと同じ状況で確かめないと意味がありません。靴を履いていると数㎝変わってくるので。
高さが60~65㎝=低めのテーブル
最近特に増えたなぁ、と感じるのがこの高さのテーブル。
以前ではリビングダイニング兼用のテーブル(チェアにソファっぽい物をセットしたタイプなど)や、ダイニングコタツ(椅子に座るタイプのコタツ)などがほとんどでしたが、最近では普通の椅子やベンチとセットになったダイニングセットの高さが60㎝、というものも見かけます。
特徴としては、
- テーブルが低いので部屋が広く見える
- 食事の後もそこでくつろぐ(リビング兼用)のに良い
といった事がいえます。
ただし、テーブルが低い分、チェアの座面も低くなるので、食事をする、という事だけを考えると、姿勢や食べやすさの面では70㎝のものより劣ると思います。
「ソファダイニングにはデメリットも!選ぶときはココに注意。」
高さ75㎝=かなり高め
ガラスのテーブルや海外からの輸入品に多かったテーブルの高さが、この75㎝前後のもの。
最近では70㎝ぐらいの高さのガラステーブルも増えましたが、以前はガラステーブルというとほとんどが高めの設定でした。
逆に最近は、ガラス天板ではない木製のテーブルでも75㎝くらいのテーブルも増えてきてます。
天板の高さが75㎝となると、当然それに合わせている椅子の座面も高くなりますが、はっきり言って身長の低い私には座りにくい(高い)です。足が届かず前にずれて、座る姿勢も悪くなりがち。
もしテーブルの高さを75㎝で考えている人は、慎重に高さを試して
- 本当に自分に合うのか
- 家族など他の人も不満がないか
などを確認してみてください。
これも必ず靴を脱いで確かめてください。
(↑画像のテーブルの高さは76.5㎝だそうです)
ダイニングテーブルの高さ まとめ
個人的には、テーブルの高さはよっぽど背が高い、低いがなければ70㎝前後で大丈夫かと。
大事なのは椅子の座面と天板の距離!
体型が違う人が一緒に生活するので、家族みんながピッタリというのは、ほぼ無理。
背の高い人に合わせるのか、低い人に合わせるのか、しっかり座り比べて話し合いましょう。
(1度買ってしまったら、毎日の事なので)
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