「ダイニングテーブルで脚がアイアンのタイプってどう?」
「デメリットや気をつけるとこは?」
ダイニングテーブルで、脚に黒いアイアン(スチール)を使ったタイプがとても人気です。
見た目はかなりおしゃれなので個人的にもかなり好きなんですが、気をつけたいポイントも。
アイアン脚のダイニングテーブルのメリットやデメリット、選ぶときのポイントなどをまとめてみました。
アイアンの脚を使ったダイニングテーブルのメリット
まずはいいところから。
線が細くてシンプル
アイアンと木製の天板が組み合わされたものを見ると、ほとんどのテーブルで脚の細さが目立ちます。そして細いからこそテーブル自体がシンプルなデザインになっていて、とてもおしゃれに見えます。
やっぱりドシッとしたデザインの家具は、重厚感はあるんですがおしゃれに見えにくいという欠点が目立ちます。
なのに丈夫
そして線が細いのに丈夫、というのが大きなメリット。
おしゃれだけど耐久性が高くないといったモノも多いんですが、デザインの良さと強度を兼ね備えたテーブル、という意味でよくできています。
圧迫感を抑えられる
脚の色は黒なので部屋の中で圧迫感も出そうなものですが、とにかく細いというのが大きいのでしょう。
椅子を合わせた状態でも、そこまでの圧迫感は感じないものが多い印象を受けます。
可愛くもありカッコよくもあり
木製天板とアイアンの脚を合わせたダイニングテーブルは、
- カフェ
- 雑貨屋さん
などで使われているくらいなので、とにかくかわいいんです。
なのに
- ブルックリンスタイル
- ヴィンテージ
- 男前インテリア
などと呼ばれる、ちょっと無骨なスタイルにもピッタリきます。
合わせられるスタイルが多いので、かなり万能。
圧倒的におしゃれ
いろんなスタイルに合うというだけじゃなく、そのアイテムを置いているだけで圧倒的におしゃれ感を出せる、というのがアイアンを使ったテーブル(家具全般)の優れているところじゃないでしょうか。
なんなら和室にも合うと思っています。
アイアンの脚を使ったダイニングテーブルのデメリット
そうは言ってもデメリットもあります。
アイアンではないモノも
ここまでさんざんアイアンがイイと書いてきましたが、実際に世の中で扱われている木製天板と黒いアイアンの組み合わせの家具のほとんどはアイアンを使っていません。厳密に言えば。
ほとんどの商品がスチールなんですね。
アイアンとスチールの違い
アイアンといえば、まさに「鉄」です。それに比べてスチールは「鋼(はがね)」になります。
鋼とは鉄を主成分にして炭素などを混ぜ合わせた合金。
鉄という材料は硬そうなイメージがありますが、実はもろくてとても壊れやすいんです。そのため炭素を入れ合金となって強度を高められた鋼が、材料として使われるのが一般的です。
ちなみにクロムという材料を混ぜたものをステンレスと言います。あと、ここまで「アイアン」と書いてきたのでそのままいきますが、基本的にはスチールだと思ってください。
錆びる
アイアンと比べると錆びにくいと言えるかもしれませんが、当然スチールも錆びます。
鉄がメインの素材なので。
塗装して空気と触れないようにして錆を防いでいるのですが、傷などがついて塗装が削れると、そこから錆びてきます。木製の製品にはない大きなデメリットになります。
重たい
細いデザインが多いので、モノによってはそこまで気にならないかもしれません。
ただ木よりも重いのは間違いないので、デザインやアイアンを使っている量によっては重くなります。
ネジが緩みやすい
タイプもダイニングテーブルというのは、基本的に組み立て式で脚の部分をネジで締めていますが、ずーっと使っていると天板と脚の部分が歪んでネジがゆるくなってくることがあります。
木製ならちょっとめり込んで緩みにくい場合もあるんですが、アイアンの場合は木製テーブルよりも緩みやすいような気がします。
実際に家具屋さんで働きていたときも、木製テーブルよりネジを締め直していたような気がします。
まぁ、緩んでいると思ったら締め直したらいいだけなんですが、そのまま放置してるとグラグラしてくるのはもちろん、接合部分が悪くなる事もあるので、たまに確認してみてください。
椅子に傷が付きやすい
ダイニングテーブルを使っていたら経験したことがある人は多いかもしれませんが、テーブルの脚に椅子をぶつけたことないですか?
その時にテーブルの脚が木製のものよりも、アイアンの方がダメージは大きくなりがちです。
選ぶときの注意点
では実際にアイアンの脚を使ったダイニングテーブルを選ぶときの注意点やポイントをまとめてみました。
天板は天然木無垢材を
脚がアイアンの場合、天板は木製のモノを選ぶことになると思うんですが、できればその時の天板は無垢材のものにしましょう。
無垢材とは板の中まで木の板になったもの。
他には突板(つきいた)、や木目を印刷した樹脂、強化紙などを使ったものがありますが、とんでもなく安っぽくなります。
木の違いについてはローテーブルのページ
ですがコチラも参考にどうぞ。
ぜひ木目の気に入った無垢材のタイプにしましょう。
(ちょっと高いけど)
質感のいいものを
アイアン(スチール)の部分の質感も確認してみてください。あまりに艶のあるものだと、これまた安っぽくなってしまいます。
好みになりますが、ツヤ有りのものよりはマットなツヤ無しが個人的には好きかなぁ、と。
あとあえてアイアンっぽさを出した、ザラザラ、ゴツゴツした仕上げになってるモノもあります。お好みでどうぞ。
ちなみにネットの画像ではわかりにくいので、できれば現物を確認してください。
周りのインテリアから浮かないように
いろんなスタイルに合わせやすいとは言いましたが、真っ白に統一した部屋には合いません。当たり前ですが。
個性は強い素材とデザインなので、今すでにあるモノの中に置くのであれば、周りの家具との調和は考えましょう。
安すぎるのは注意
たまに、すごく安いモノを見かけますがそんなときに実物を見ると、まぁほとんどの場合は値段相応の見た目になっています。
天板がしょぼかったり、脚の部分がちゃちだったり。
特にネットで見る場合、思ってるより安っぽかったりします。
(ネットで販売してる人は、いかによく見せるかを仕事としてるので)
これを解決するのも、できやっぱり現物を見るしかないですが、ある程度は値段で判断できるかも。
(値段が高ければ大丈夫、というわけではないけど、安いのは要注意!ということで)
アイアン脚のダイニングテーブル まとめ
アイアン脚を使ったダイニングテーブルは、とにかくおしゃれ!
ただ
- 錆びる可能性
- 重たい
などのデメリットも知っておきましょう。
あと、厳密に言うとアイアンじゃなくてスチールなのがほとんど、という点も。
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