「やっぱりハイバックソファっておすすめなの?」
「ソファの背もたれは高さがあるほうがいい?」
「ハイバックのデメリットは?」
ハイバックとはソファの背もたれ(バック)が高い(ハイ)タイプの事をいいます。
よくソファの背もたれの高さの話になった時に、「ハイバックのソファはイイ」と言われがちですが、実はそうとばかりも言い切れません。
実際にどうなのか、背もたれの高いソファのメリット、デメリットについてみていきます。
ハイバックソファとは
そもそも「ハイバックソファとはどんなソファ?」についてですが、読んで字のごとく背もたれが高いソファのことを言います。
高さが何㎝という決まりはないんですが、一般的には頭のあたりまで背もたれが支えてくれるタイプを指す場合が多いでしょうか。
ちなみに背もたれが高いというだけで、座面が低いロータイプのソファでもハイバックのタイプはあります。座面は低いけど背もたれが高いというパターンです。
ハイバックソファのうれしいメリット
まずは背もたれを高くした、ハイバックソファのいいところ。
背中をしっかり支えてくれる
ハイバックのソファの1番のメリットは、高めの背もたれによって背中をしっかり支えてくれるという点でしょう。
サイズ、つまり背もたれの高さによっては肩や首、さらには頭まで支えてくれるものもあります。
背もたれが低い場合には自分で姿勢をキープするために、いくらかの力を入れているのに対して、肩だけでなく首なども力を抜いてもたれられるので、座っていてリラックスできます。
テレビを見たり本を読んだり、といった事が楽な姿勢で行えます。
ゴージャス
見た目の問題ですが、背もたれが高いぶんボリュームがあるのでソファが豪華、あるいは高級に見えるという事もいえるでしょう。
見た目のボリュームが出るので。
ハイバックソファで後悔するかもしれないデメリット
そして気になるのが背もたれがハイバックになってることのデメリット。
圧迫感がでる
見た目はゴージャスになりますが、背もたれが高くなる分、部屋に置いたときの圧迫感もなかなかのものです。
ソファというのは3人掛けなんかだと、横幅が200㎝前後あるので、そこに付いてる背もたれの高さが高いと、かなりの存在感。特に部屋の真ん中に置いてあると余計にです。
少しでも圧迫感を抑えるためには、
- できるだけソファを壁面に置く
- 色を周りと馴染むものにする
といった対策が必要。
奥行きも深くなる
ソファの背もたれというのは椅子と違って後ろ方向に傾いているので、その背もたれがハイバックになるということは、当然後ろ向きにサイズが大きくなっていってしまいます。
つまりソファの背もたれがハイバックになればなるほど、ソファの奥行きも深くなっていきます。
ソファの奥行きというのは、部屋に置く場合のスペースや通路の事を考えると、横幅よりも重要かもしれません。「ソファの奥行きはこうやって決める!」
座り心地と部屋のスペースの両方をしっかり考慮する必要があります。
かわいくない
分かりやすく言うと、ハイバックソファは基本的にでかいです。
幅は何人掛けを選ぶことによって変わりますが、奥行き、高さはかなり大きくなります。
そして部屋の中でばかでかいソファというのは、たいていの場合、かわいくありません。デザイン的にもカワイイものはなかなか少なくなります。
かわいらしさを求める場合には、よっぽどデザインの気に入ったものを探すか、ハイバックはあきらめた方が良いかもしれません。
なかにはこんな感じのシンプルなデザインのモノはありますが↓
部屋に入らない場合も
さっきから何度もいってるように、ハイバックのソファは奥行きと高さのサイズが大きくなります。ソファを部屋に入れるときは、できるだけソファの対角線の狭い向きを考えて細い通路や扉を通るようにするんですが、それでもマンションなどでは通らない場合があります。
廊下や特に扉の幅が狭い場合には、モノによって部屋に入れられない場合もあるので注意しましょう。
(実際に入るかどうかは、現場で入れてみないと分からない部分もありますが)
逆に疲れるモノも
意外とハイバックソファの盲点となるのがこれ。
ハイバックのソファは頭の方まで支えてくれるから座っていて楽そうだと考え、実際に家具屋さんでもたれてみて、やっぱり頭まで当たっていて楽だと感じて購入。
しかし実際には家で座る時には、そこまでもたれる事が無くハイバックの意味がない、という事が割とあります。
どういう事かというと、例えばテレビを見るときに頭まで背もたれにつけてしまうと、テレビを見れなくなる場合があります。
背もたれの角度が倒れ過ぎていて、頭を付けると視線がテレビの方に向かず、結局、頭をおこしてテレビを見る事になってしまうのです。
さらに背もたれが倒れすぎてるソファだと、その姿勢が合わずに背中もあまりもたれないようになって逆に疲れてしまう、といった事も。
つまり、ハイバックのソファに座って何をするのか
- テレビを見るのか
- 本を読むのか
- 何もせずにゆっくりするのか
そして自分がソファに座ってやりたいことに適した背もたれの高さや角度になっているかが大切だということです。
せっかくのハイバックなソファでも、もたれる事が無ければ、ただの大きな椅子です。
ハイバックソファを買って後悔する理由
ちなみに「ハイバックソファを買って後悔した」、という人の主な理由をまとめてみました。
- 「部屋に置いたら圧迫感がすごく重たい感じになった」
- 「お店で見たときよりも大きく感じてかなり窮屈な感じになった」
- 「背もたれの角度がしっくりこなかった」
- 「背中がホールドされすぎてくつろげない」
- 「座面が深く足がちゃんとつかない」
- 「背もたれが高すぎて部屋に入れるのが大変だった」
- 「部屋の中の場所によっては少し暗くなった気がする」
- 「ソファが重くて掃除が大変になった」
- 「合わせてるローテーブルが安っぽく見える」
- 「ソファだけゴージャスでほかの家具と合わない」
使っている人それぞれ環境が違うので、すべての人に当てはまるわけじゃないですが、参考にどうぞ。
ハイバックがおすすめなのはこんな人
いろいろとデメリットを上げてみましたが、もちろんイイところもあるしハイバックを選んで後悔するかしないかは人によります。
ではどんな人におすすめなのか、いくつかまとめてみました。
身長が高い
極端に身長が高い人だと、背もたれが低すぎて普通のソファではソファらしい座り心地を体感できない、あるいは疲れてしまう場合があります。
その点ハイバックソファなら少なくても肩あたりまでは支えてくれるので、椅子とは違ういわゆるソファらしい背もたれの感触を味わえます。
とにかくもたれたい
ソファを買うときというのは、いろんな期待を持って選ぶものです。
- お尻のクッションが柔らかくてフカフカしている
- 横幅が広くて家族みんなで座れる
- 肘置きが寝るのにちょうどいい
などなど。そして中には「とにかく包み込まれるようにもたれたい」という希望を持っている人もいます。
そうなるとやっぱりハイバックソファが最適なんじゃないでしょうか。
座ったまま寝たい
さらに横になってではなく「座ったまま眠りたい」くらいを望んでいるのなら、背もたれの中心部分がへこんでいて丸みを持ったハイバックソファもあります。
左右をしっかりホールドしてくれるようなタイプなら、そのままの姿勢を保って寝ることも。
さらにリクライニングの機能が付いていたら、バッチリです。
ソファで部屋を仕切りたい
リビングとダイニングを仕切りたい、といった場合にハイバックソファはかなり便利です。
注意点はしっかりソファの背面を確認しておくこと。
縫い目が出すぎていたり、仕上げが悪い場合もあるのでしっかりチェックしましょう。
高級感を求めている
インテリアに高級感を求めているなら、低いソファよりもハイバックソファの方が豪華に見える場合が多いです。
気をつけたいのは全体のバランス。
背もたれが高いのに肘置きの部分のデザインが貧弱だったり、なかにはバランスが悪いモノもけっこう見かけるので全体の見た目もしっかり確認しましょう。
ハイバックソファの選び方
では実際にハイバックソファを選ぶ時の注意点をいくつかまとめてみました。
大きすぎない
ハイバックソファはとにかく圧迫感が出ます。それなのに必要以上の大きさのモノを選ぶと後悔します。
同時に何人で座ることが多いのか、などを考えてできるだけ横幅は抑えた方が無難です。
もし2脚置くのであれば、片方はデザインを寄せたハイバックじゃないソファにしたり。
シンプル
あくまでゴージャス感を出したいなら別ですが、「ハイバックの座り心地は欲しいけど圧迫感は減らしたい」というのであればデザインはシンプルなモノにしましょう。
- 縫製部分が少ない
- ラインに直線が多い
- 肘置きなどのデザインがゴチャゴチャしていない
などスッキリしたデザインだと部屋に置いた時の印象も大きく変わります。
厚みに注意
あと特に背もたれの厚みもチェックしましょう。
背もたれが高いのはいいですが、厚みまであるとまさに圧迫感の塊になります。
ある程度の厚みは座り心地の向上に必要ですが、見た目のボリュームと相談して選びましょう。
ロータイプのハイバックも
あくまで背もたれが高いタイプが欲しい、というだけならロータイプソファでハイバックのタイプを選ぶという手も。
全体の高さが抑えられるので、部屋の中での圧迫感は減ります。
ただし座面の高さによっては足を投げ出して座るような感じになる場合もあるので、背もたれだけじゃなく座った時に疲れないか、姿勢の確認もしましょう。
リクライニングは場所をとる
ハイバックソファの場合、背もたれが倒れるリクライニングタイプも結構見かけます。
ただ背もたれが倒れるという事は、ソファの後方にスペースが必要という事。
- どのくらい倒れるのか
- 邪魔にならないか
- その都度ソファを移動するのは面倒じゃないか
なども考えておきましょう。
ハイバックのソファのまとめ
ハイバックのソファは、体を上の方までしっかり支えてくれて、座り心地は最高。
しかし、
- 圧迫感がある
- 奥行きが深い
- 自分に合ってなければ、余計に疲れる場合も
といったデメリットにも注意が必要!
ソファは金額的にもスペース的にも大きな買い物です。しっかり検討してから購入するようにしましょう。
圧迫感を抑えるなら、こんな感じが良いんじゃないでしょうか。
よくできてるなーと思う、ハイバックソファ! |
座面の奥行きが広くてあぐらもかけるハイバックソファ。 背もたれリクライニング式。 脚を外してロータイプにもできる、6色対応。 5色対応の日本製ソファ。 布張りと合成皮革の2種類の張地から、計17色選べます。 値段もよくできてる日本製ソファ。 |
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