「パソコンデスクのおすすめの高さってどのくらい?」
「机の高さってそんなに重要?」
パソコンデスクを選ぶ時には、サイズ、色、材質などいろんな判断基準がありますが、この中であまり気にされてないのが、サイズの中の「高さ」です。
家具屋さんで働いてた時も、サイズを気にしていない人が多かったです。
ところが実際に使うなら、机の高さは大切。パソコンデスクを探すときの高さの重要性や最適な高さの決め方、などについて書いてみました。
パソコンデスクの高さが重要な理由!
誰でもパソコンデスクを買うときに、サイズを測ると思います。所定の場所に置くために、「横幅」や「奥行き」をきちんと測るのは、もちろん重要です。
ただ「高さ」も、置けるかどうかにはあまり関係ありませんが、実際に使う人にとって、とても大切なサイズなんです。
高さが合わないと疲れる!
パソコンデスクで高さが合っていないときの最大のデメリットは、体が疲れる、という点です。
これはパソコンデスクだけじゃなく机全般にいえることです。
どうなっていれば体に合っている?
では体に合っているのはどういう状態なんでしょう?
- キーボードを打っている時の、肘の角度が90度
- ディスプレイは目の高さよりやや下
- ディスプレイとの距離は40~50㎝以上離す
- 背筋を伸ばして姿勢を正す
- 足は床にしっかりつける
といったとこです。
これらのうち、ディスプレイとの距離に関しては、パソコンデスクの奥行きに関わってくるんですが、その他の要素に関しては、パソコンデスクの高さが関わってきます。
そして姿勢に関して以外は、デスクが高すぎる場合に正しい状態を保てなくなります。
実際にパソコンデスクの高さについて不満を持っている人のほとんどが、高すぎる、というものです。
高さが合っていないから余計に疲れるんです
人によってはパソコンデスクで1日に数時間費やす人もいるので、正しい姿勢を保てないと、色々と体に支障をきたす事もあります。
例えばディスプレイとの距離を保てなければ、目への負担が大きくなり、疲れ目やドライアイなどの原因となる場合があります。
ディスプレイの角度に関しても、目に対する負担が変わってくるとともに、目の位置より高い画面を見続けることで、首や肩も疲れます。
もちろん背筋を伸ばすといった正しい姿勢を保てないと、腰痛の原因となる場合も。
(座り方が悪いと、立っているよりも腰に負担をかけてしまいます)
姿勢を保つためには、バランスチェア(プロポーションチェア)を使うという手もありますが。
さらに肘の角度が悪い状態でタイピングをしていると、手首などに負担がかかり、けんしょう炎などを起こすことも。
あと足が床に付いていないと、太ももの裏などがすぐに疲れてくるし、ひざや腰への負担にも。
パソコンデスクの高さはおかしい?
で、パソコンデスクの高さについてですが、そもそも市販のパソコンデスクは、高さが70㎝を超えるものもけっこうあります。
(なかには75㎝とか)
一方ダイニングテーブルなどは68~70㎝が主流。
もちろん仕事をするためのデスクと食事をするためのテーブルでは、その時の姿勢も違うんですが、それにしてもパソコンデスクの高さは、高すぎると思うんです。
私の身長が低いというのもあるんですが、女性も含めた身長の平均から考えると高すぎるんじゃないかと。
「高すぎるならイスで調整して!」という事だと思いますが、それにも問題があります。その点に関しては下の方に書いてますが、その前に一般的なパソコンデスクの最適な高さについてです。
パソコンデスクのおすすめ適性の高さは?
じゃあ、パソコンデスクとして最適でおすすめの高さは何㎝なのか。
結論は「人によって違う」です。
「はっ?」と思うかもしれませんが、使う人によって身長、座高などが違うのでビシッと何㎝、とはいえません。
ただ一般的に身長に対してこのくらいの机の高さがいいですよー、となるサイズの計算方法はあるので、紹介しておきます。
- 椅子の座面の高さ=身長×0.25-1
- 机の天板の高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1
- 差尺の高さ=座高(身長×0.55)÷3
(差尺とは天板と是面の高さの差)
それでも最適な高さはそれぞれ
ここで気を付けたいのは、そうはいってもやっぱり個人差があるということ。同じ高さでも感じ方が人それぞれなので。
あと
- 食事をする
- 書き作業をする
- パソコンを使う
などによっても最適な高さは違ってきて、特にパソコンのキーボード作業に関しては、さらに3cmほど低い方が使いやすいといわれる場合も。
(なのに市販のパソコンデスクは天板が高いモノが結構多いという…)
パソコンデスクの最適な高さを決めるには、上に書いた「体に合っている状態」を参考にしてもらって、さらに身長から最適な高さを計算してみて、でも結局は実際に座って確かめることは必要かと。
パソコンデスクの高さを適切にするためには?
高さが調節できる物を探す
パソコンデスクによっては高さを調節できるタイプがあります。
例えばこんなデスク
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/receno/rusreco45/
天板の高さを変えられます。
高さ調整できる方法としては、
- 組み立て時に何段階かある高さから選んで組み立てる
- ハンドルが付いていてクルクル回して高さ調節
- 電動式でボタン1つで高さ調節
(下の2つは昇降デスクと呼ばれる場合が多いです)
といった物があり座って使うデスクでは、だいたい60~75㎝の間で机によって調節できるようになってます。
なかにはロータイプとハイタイプ両方に対応したものや、立って使えるぐらいの高さまで対応したものも。
楽天とかで探したら、いくらでも出てきます。
組み立て時に高さを決めるタイプでも、だいたい2~3㎝刻みで設定できるので、ほぼ好みの高さに対応できると思います。
椅子で調節する
上にちょっと書いてますが、パソコンデスクの場合、椅子は昇降できるタイプを合わす事が多く、デスクが高い場合には、椅子の高さを上げることで調節するのが基本となっています。
ただ正しい姿勢のところにも書いてますが、足はしっかり床に付いている必要があります。
椅子の高さを上げることで足が届かなくなっていては意味がありません。
デスクが高いのを椅子で調節する場合には、足がしっかり付くようにフットレストと呼ばれる脚置きを使う必要があります。
専用の物じゃなくても、とにかくしっかり足が付くように何か台になるものを用意しましょう。
足が浮いた状態で長時間座っているのは、本当に疲れます。
お店でしっかり測る
あと、高さを適切にするための方法という訳ではないんですが、注意する点として、自分に合った高さがどのくらいなのかを、しっかりと測るという事があります。
どういう事かというと、家でデスクを使うのと同じ条件で確認するという事です。
例えばお店で机の高さを確認するなら、靴を履いているので、1度靴を脱いで最適な高さを測りましょう。
また、もうすでに使っている椅子があるのなら、その椅子に座って足が届く状態でピッタリの高さがどの位かを知っておきましょう。椅子といっても座面のちょっとした角度によって、天板の高さの感覚はかなり変わります。
(実際に椅子を家具屋さんに持っていくのは手間なので、あらかじめ家にあるテーブルなどで、どのくらいの高さが合うのかを見ておきましょう)
実際に同じ条件で確認しないと意味がありません。
パソコンデスクの高さについてのまとめ
パソコンデスクのサイズを測るのは
- 横幅
- 奥行き
- 高さ
このうち高さは実際に使う時にとても重要!
特に高すぎるのは致命的!
最適な高さを調べる計算式はあるものの、もちろん体格によって変わってくるのでしっかり確認するのが大切になります。
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