「ソファダイニングのデメリットは?」
「買ったら後悔するって本当?」
「リビングダイニングの使い心地は?」
ダイニングテーブルのセットとソファの両方を置くスペースが無い場合、ソファとダイニングテーブルが兼用になったモノを選んでそこで食事をする、という方法があります。
いわゆる
- ソファダイニング
- ダイニングソファ
- リビングダイニング兼用
- LDタイプ
とか言われたりするやつです。
とても人気ですが、「ソファダイニングはくつろげない!」といった意見もあるくらいで実は欠点も。
ダイニングテーブルをソファダイニングにするなら、後悔しないようにあらかじめ知っておいた方がいいポイントやデメリットがあるのでまとめてみました。
ソファダイニングのデメリット!
ソファダイニングはソファとダイニングテーブルのイイとこどりといわれる場合もありますが、両方の機能が中途半端という面も。
2つが一緒になったソファダイニングならではのデメリットをまとめてみました。
※ ちなみに大前提として、一般的なダイニングテーブルは
- 天板の高さが70㎝前後
- 椅子の座面が42~43cm程度
ほとんどがこのくらいの高さなのは多くの人が座りやすいからです。
これを踏まえたうえで読んでみてください。
座面が低い=座りにくい
ソファダイニングのチェアの座面の高さは、ダイニングチェアよりも低くなっています。
(↓このタイプで座面高38㎝)
なぜならソファダイニングというだけあって、椅子にはソファの要素が必要。
くつろぎやすくするために座面がダイニングチェアよりも低くなっています。さらにクッション性があり沈むので、より低くなります。
座りやすい椅子とは、
- 足の裏が床に付く
- 腰や膝が90度になる
などといわれますが、その姿勢を保つには低いのでやや座りにくい椅子といえます。
ソファとしての機能も必要なのでしょうがないのですが。
くつろぎにくい
ではソファとして使う分にはどうかというと、その部分も中途半端。
座面が沈みすぎるとダイニングテーブルとして使いにくいのでやや硬めの座面となっていて、ソファならではのくつろぎ感はそこまでありません。
テーブルの高さが微妙
ソファダイニングではテーブルの高さが60~65㎝くらいのモノが一般的。
ではソファダイニングのソファとしての機能を考えた場合、テーブルはいわゆるリビングテーブルとして使うことになるのですが、それだと高さは40~45㎝程度のローテーブルを合わせるのが一般的。
つまり60cmもあると高すぎます。邪魔になるし圧迫感も出てしまいます。
(食事も行うダイニングの機能もあるのでしょうがないのですが)
食事がしにくい
ソファダイニングを購入して、一番後悔するポイントがコレかと。
上にも書いたダイニングの機能については、ソファダイニングにセットされている椅子によってはとても食事がしにくくなります。
ソファダイニングを選ぶときに特に気を付けたいのは、
- 座面の高さ
- 座面の厚み
- 背もたれの角度
です。
テーブルの高さと合ったモノを
ソファの座面が低すぎると、テーブルまでの高さが合わずとても食事がしにくくなります。
差尺という考え方があるんですが、簡単に言うとテーブルの天板と椅子の座面の間が27~30cmくらいが最適(体形によって少し変わってきますが)といわれているので、そのあたりを目安に考えてみてください。
座面の厚みは薄めのモノを
座面の高さが最適でも、座面に厚みがあるとへたったり沈んできて食事に適切な高さを保てなくなってしまいます。
座面はある程度硬く、へたっても高さがそれほど変わらない物にしましょう。
背もたれは直角に近いモノを
背もたれの角度に関しては、もたれられる方がゆったりくつろぐには適しているんですが、同様に厚みがあったり角度が付きすぎていると、食事の妨げになるので注意しましょう。
結局ダイニングテーブルが一番食べやすい
というか、もともとソファダイニングとしてセットになったものでも、普通のダイニングセットと比べると食べにくいのは間違いないです。
ダイニングセットの椅子の高さとテーブルの高さは、食事に最適なサイズとなっています。
(そのための家具なので)
比較するとソファダイニングでは、テーブルが低かったり座面とのバランスが悪かったりして食事にベストな状態とはなっていません。
ソファーダイニングは疲れる
これには個人差がありますが、
- ダイニングテーブル
- ソファとローテーブル
はともに、人間(日本人)の体に適したサイズに設定されています。高さであったり角度であったり。
なので長く使ってもある程度は疲れにくく(人によりますが)なっています。
ところが
- ソファーダイニング
に関しては、どちらにも合わせる必要があるので最適なサイズになっていません。というか、両方の使い方に合わせることはできません。
結果として「使っていると疲れる」という意見も見られます。特にダイニングテーブルとして使う場合に。
ソファの汚れ
ソファを使って食事をするとなると、気になるのは食べ物による汚れ。小さな子供がいるならもちろん、そうでなくても、何だかんだで汚れるものです。
(普通のダイニングチェアでも汚れますが。「ダイニングチェアの汚れには、カバーをするのが1番なんだろうか。」)
ソファの貼り地はお手入れを考えると合成樹脂製のもの、できれば傷にも強いソフトレザーと呼ばれるタイプがいいかと。
布製(ファブリック)の物もたくさんありますが、そちらを選ぶなら必ずカバーリングタイプ(取り外して洗濯できるモノ)にしましょう。
(ただし選択ができてもドライクリーニングのみというのがほとんどなので、汚れが気になるならカバーをするか、最初からレザーの物にしたほうが無難かも)
大人数は厳しい
座る場所が椅子ではなくソファになると、小さい子供を詰めて座らせる、といった融通は効くんですが根本的に大人数で使うようなサイズの物はありません。(6人掛けなど)
椅子を足すことで6人座る事は可能でも、普通のダイニングセットにあるような6人掛けのサイズのテーブル(幅が180~200㎝)が少ないので、常に大人数で座る場合には厳しいと思います。
コンパクトなのが少ない
ダイニングテーブルに合わせるのが椅子じゃなくソファなので、大人数で使うモノがないといっても、そもそものサイズが大きくなります。
つまりコンパクトなタイプが少ないんです。
もちろんソファとダイニングテーブルのセットを両方置く事と比べればスペースは少なくて済みますが、ダイニングテーブルだけを置く事と比べると場所は取ります。
(特にソファを収納できないので)
出入りのしにくさ
意外と買ってから後悔するポイントがこれです。
ソファのタイプだと、隣の人が同じソファに座る事になるのでテーブルから出入りするには椅子を動かす必要があり、かなり面倒になる場合も。
さらにコーナータイプになると、内側に座っている人が出るために、外側の人が1度出る必要も。
1人で1台の椅子じゃないので、色々と手間になります。
距離を合わせにくい
コレも椅子が1人に1台じゃないからこそのデメリットですが、テーブルと椅子の距離が合わせにくいです。
特に大人と子供が並んで座っていると、ちょうどいい距離に合わせるのは無理です。
子供に合わせると大人が座れないし、逆だと距離が空きすぎて食べ物をポロポロ落としたり。
掃除がしにくい
椅子の場合には脚の下も何とか掃除できますが、相手はソファ。長めの脚が付いてれば良いですが、そうでなければ掃除のたびにどける必要があってかなり面倒です。
1つ1つが重いので。
ちなみにソファダイニングに限らず、掃除の事を考えると椅子の脚や家具の底には家具用のフェルトを貼って多くのをおすすめします。
傷のつきにくさと移動のしやすさが変わるので。
レイアウトの変更が難しい場合も
ソファとテーブルという1つ1つが大きな物を組み合わせた家具なので、かなり場所をとります。その為、後から置場所などのレイアウトを変更するのが難しい場合も。
最初の段階で通路も含めて慎重に場所と商品を決める必要があります。
使わないときに場所をとる
多くのLDタイプの場合、そもそものサイズが大きいのにさらに椅子がテーブルの中に収納できないというのも大きなデメリット。
つまり、使っていない(座っていない)時にも同じだけの場所をとってしまうんです。
部屋の中心に来る家具なので、かなり圧迫感があり、そこもあらかじめ考慮しておきましょう。
(この場所まで常に椅子が来る、といった事を)
どちらも中途半端
最後に、結論といってもいいかもしれませんが、1番のデメリットといえる部分です。
買って後悔するかもしれないポイント。
それは、「ダイニングテーブルにもソファにも使える、という事は、裏を返せばどちらの機能も中途半端になってしまう」という事。
例えばダイニングテーブルであれば、正しく楽な姿勢で食事ができるのに、やや背中が丸まってしまったり。
逆にソファだったら、もっと、ゆったりくつろげるのに、
- 座面が硬い
- 背もたれが立ちすぎてる
といった理由でくつろげないなど。
当たり前の話ですが、本来の良さが半減してしまう点があるのは頭に入れておきましょう。
と、ソファダイニングのデメリットをあげてみましたが、「ソファとダイニングテーブルを置きたいけど場所がない!」といった人にとっての選択肢の一つとなるのも事実です。
間違いなくスペースは少なくてすむので。
という事で、「よくできてるなぁ~」と思うソファダイニングをいくつか選んでみました。
よくできてるなーと思う、ソファダイニング |
肘置きのないカウチタイプの2Pソファとの組み合わせが特徴的なソファダイニング。 グレー・ネイビー・ベルベッドグレーの3色もあります。 ソファダイニングというとボリュームがあって圧迫感があるのも多いんですが、2Pソファ+ベンチチェアというコンパクトタイプ。他にも1Pソファもあり、部屋に合わせたレイアウトが可能です。
とにかくデザインがかわいい、北欧風のソファダイニング。カウチソファにはコンセントを付けるというアイデアも。
デザイン的にはダイニングチェアに近いデザインだけど、テーブルが低めでソファダイニングとして使えるタイプ。テーブル天板やチェアのフレームにアッシュ材を使い、ナチュラルな仕上げとなってます。
テーブルとソファの高さを変えることができ、さらにテーブルがコタツになっているで、オールシーズン快適に使えます。天板にはウォールナット材の突板を使っていて、見た目の雰囲気もいい感じです。 |
ソファダイニングのまとめ
場所があまり無いけど、どうしてもソファとダイニングセットを置きたい、という場合を考えると、かなりよくできてます。
ただ、ダイニングセットの使い勝手や、ソファの座り心地は諦めないといけない部分も。
そして、もともとソファダイニングとしてセットになっているモノじゃなくて、ダイニングテーブルにソファを合わせるのは、かなり難しいです。
サイズをしっかり測りましょう!
まず天板と座面の高さには、十分注意しましょう。
できるだけ体に合ったものを!
また実際に使う場合のテーブルとソファの距離がどの位かも試した上で、端から端までのサイズをしっかり測り、
- 部屋に置けるか
- 通路は確保できるか
- 見た目の圧迫感は大丈夫か
- テーブルとソファのバランス
などを考えて選ぶようにしましょう。
よくできてるなーと思う、ダイニングテーブル |
ヴィンテージウッドダイニング ルイス詳しい説明は TOMTE(トムテ)↓チェアのページ 詳しい説明は
WEST(ウエスト) ↓2人掛けの伸長式もあります! |
ソファダイニングもいくつかあり!
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種類やデザインごとにまとめてみました!
他にもダイニングチェアの種類や機能についての記事をまとめています。
ダイニングテーブルを探すなら見るべきサイト |
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