「カラーボックスを本棚として使うのってどうなんだろう?」
本を片付けるのに、カラーボックスを利用しようと考える人は多いと思います。
もちろんカラーボックスならではのメリットもあるんですが、逆にデメリットも。
本棚としてカラーボックスを使うのってどうなのか、について考えてみました。
本棚としてカラーボックスを使う事のメリット
家具屋さんで働いてたときにも本棚は展示してましたが、そんなに数が出るものではありませんでした。
そこまで本を読まない、という人が増えた事もあるでしょうけど、他のもので代用する、という事も多かったように思います。
その代表がカラーボックスかもしれません。
カラーボックスの1番のメリットは、やっぱりコレじゃないでしょうか。
なんといっても安い
最近ではあまりどっしりとした本棚を見かけることも少なくなりましたが、以前なら4~5万円するような本棚は普通にありました。(もっと高いのも)
今では扉のついてないオープンタイプが増えてますが、それでも安い組み立て式でも数千円はしてきます。
ところがカラーボックスなら、安いと1個千円しないものも普通にあります。
縦に何段も重ねるのは危ないですが、いくつか組み合わせても本棚を買うより安くつくというのは、大きなメリットといえるでしょう。
ベストなサイズにしやすい
そしていくつか組み合わせて使うことで部屋のサイズに合わせやすい、というメリットも。
シリーズで展開してるカラーボックスなら、段数を選べたり横幅のサイズ違いが数種類あったりするので、部屋の空いているスペースに合わせやすくなってます。
レイアウトを変えやすい
いくつかを組み合わせた使う場合が多く、また縦置き、横置きと両方使えるので、部屋の模様替えの時にレイアウトを変えやすく、追加をしやすいという利点もあります。
キューブボックスというタイプも
カラーボックスというと長方形のタイプを想像する人が多いと思いますが、正方形の「キューブボックス」と呼ばれるタイプもあります。
1個ずつが小さいので、よりサイズやレイアウトのバリエーションが広がります。
カラーボックスを本棚として使う事のデメリット
とはいっても、当然のようにデメリットもあります。
そして、そこがカラーボックスと本棚の違いとも言えます。
カラーボックス自体の欠点から、本を収納するのを前提としたデメリットもみていきます。
本の収納としてはサイズが微妙な場合も
部屋に合わせるのは、組み合わせを選ぶことで空いたスペースにはめやすいんですが、本を収納というとサイズは微妙です。
まず奥行きが深いので、文庫本や単行本では余計なスペースが余ってしまいます。
奥と手前の2列に並べてもいいんですが、当然奥の本は取り出しにくくなり読む機会も減ってしまうでしょう。(たぶんそのままに…)
また高さに関しても本の収納を考えると、カラーボックスを縦置きにするか横置きかによって変わりますが、収納する本によっては中途半端なサイズに。
普通の本棚なら棚板の位置を変えられるので、ある程度の融通がききます。
弱い
あと強度の面も、カラーボックスのデメリット。
本棚であれば、本を置く部分の棚板は合板ですが、本を置くことを前提としてそれなりの強度を確保しています。しかしカラーボックスはそこまでの強度を確保されていないものが多くなります。
本というのは意外と重いので、上に書いたように中途半端なサイズのため本を2段にしたり2列に並べることで、板が反ってきたりという事はありえます。
安っぽい
コレは本棚でもあるんですが、カラーボックスの場合はほぼ全ての商品に当てはまります。
板に厚みがなく、木目をプリントしたシート(白や黒だけのものも)を貼り付けてあるので、なかなか見た目が安っぽくなってしまいます。
(価格が価格なんでしょうがないんですが…)
他に置いてる家具にこだわっていても、カラーボックスのせいで部屋全体が残念な感じに、なんて事も考えられます。
ホコリをかぶる
扉の付いてないオープンタイプの本棚でも同じなんですが、カラーボックスに本を収納するとホコリをかぶってしまいます。
本の場合、人によってはずーっと収納したままという事もあるんじゃないでしょうか。
安いのはカッコ悪い
そしてカラーボックスについての個人的な意見ですが、やっぱりカッコ悪くないですか?
最近では、おっ、なかなか良いかも!と思うのもあるんですが(値段高め)、カラーボックスの弱点はやっぱり見た目なんじゃないかと。
DIY(自分でやってみる)で塗装したりシートを貼ったり、という手もありますけど。
カラーボックスを本棚に、のまとめ
そもそもの話ですが、本棚とカラーボックスは違います。
カラーボックスを本棚に使うメリットは
- 価格の安さ
- 組み合わせのバリエーションが多い
という点。
そしてデメリットは
- 本を収納する上でのサイズの中途半端さ
- 強度面
- 見た目
といったことが考えられますが、このデメリットの部分がカラーボックスと本棚の大きな違いといえます。
カラーボックスと本棚のどっちにするかで迷っているなら、ここを妥協できるかどうかで選ぶといいんじゃないでしょうか。
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