「ダイニングチェアでキャスターが付いたタイプってどうなの?」
「メリットやデメリットは?」
ダイニングチェアで脚の部分にキャスターが付いてるタイプがあります。全体の数としては少ないのですが、家具屋さんにいくとちょこちょこ見かけます。
あれってどうなのか、キャスター付きチェアのメリット・デメリットについて考えてみました。
キャスター付きダイニングチェアのメリット
まずはキャスターが付いていることのメリットから。
キャスターが動くので出入りが楽
キャスター付きダイニングチェアの1番のメリットは、出入りが楽という点。
普通の椅子であれば、テーブルに座った状態から後ろに引いて立ち上がる事になりますが、キャスターが付いていれば、椅子を軽く後ろに下げる事ができ、足などが弱い方にとっても大きな負担にはなりません。
またキャスターが付いてると横にも回転できるので、さらにテーブルから出やすくなります。
ダイニングチェアのなかには、座面が回転して立ち上がりやすい回転式チェアもあります。
ただ回転チェアの場合、4本脚のテーブルだとテーブルの脚が邪魔になって、結局椅子をいったん後ろに下げる必要があり役に立ちません。「回転チェアの使い勝手はどう?」
ところがキャスター付きの椅子であれば、4本脚のテーブルでも後ろに下げるのが楽なので、問題なく簡単に出入りができます。
軽く動かせる
キャスターが付いているという事は、椅子自体の移動をとても楽に行えます。
それは実際に使う(座る)ときもですが、普段の掃除などで、椅子を移動させないといけない場合にも、とても助かります。
椅子を置いたまま掃除機をかけようとしても、椅子の脚の幅は狭く、また脚に当たりまくるのでキズも付いてしまいます。で、結局全てテーブルから出すことになるんですが、その時に重い椅子でもキャスターが付いていると、とても便利です。
キャスター付きダイニングチェアのデメリット
そして知っておきたいキャスター付きならではのデメリット。
簡単に動いてしまう
キャスターが付いているという事は、当然簡単に椅子を動かせます。でも言い方を変えると、動かしたくない時にも動いてしまうんです。
立ち上がりに不安のある人が、椅子にもたれて立とうとした時に、椅子が簡単に動くのはとても危険です。
まだ脚が届かない小さなお子さんが、座ったり立ったりする時も、椅子が動きすぎるのは危ないでしょう。
ダイニングチェアの場合、キャスターにストッパーが付いてあるタイプはとても少なく、またストッパーが付いてたとしても、わざわざそのたびに、ストッパーをかけるのも面倒で現実的ではありません。
(ストッパーをかけていても、キャスターは床との設置面積が少なく、素材によっては滑る感じで多少は動いてしまいます)
キャスター付きのダイニングチェアが、安全面でデメリットになる場合もあるんです。
椅子のキャスターがフローリングをキズつける
キャスターとは車輪でコロコロ転がっているので、キズが付きにくいだろう、と考えられがちなんですが、意外と床にキズが付きます。
1回使っただけでキズだらけ、なんて事はもちろんないんですが、使っていくうちに椅子が可動している床の部分に、細かなすり傷がたくさん付いている、気付いたら色がはげてきてた、なんて可能性があります。
キャスターの素材とフローリングの素材によって、キズが付きにくい、付きやすいという違いもありますが、全く付かないというのは難しいかも。
対策のためには、
- 薄手のカーペット
- チェアマット
などを敷いた方が無難でしょう。
(厚手のカーペットだと、キャスターの動きが悪くなるし、ダイニングなので汚れの対策が大変です)
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ちなみに、いったん傷ついた床を補修する、というのもなかなか難しいものです。
どうしてもという場合には、楽天などで床や家具の補修グッズなどを試してみるという手も。
(完璧に目立たなくするというのは、かなり技術がいりますが)
キャスターが壊れる可能性も
これはキャスターの種類にもよるんですが、やはり安い椅子だとキャスターがしっかりしていない場合も。
1番重さがかかる場所だし、長く使っていくことで壊れてしまう可能性があるのは、理解しておきましょう。
そして自分で取り替えるとなると、ある程度の知識が必要になります。しっかり固定できるものを選ぶ必要があるので、自信がなければ控えた方が無難かも。
音が響く
キャスターの場合、椅子を引いたりするときに、キャスターが擦れる音や床を転がる音が気になる場合もあります。
これもキャスター付きのダイニングテーブルならしょうがないので、カーペットなどを敷いて対策するしかないでしょう。
キャスター付きダイニングチェアのまとめ
立ち上がりや移動するなど、機能の面で考えれば、キャスター付きのダイニングチェアは、かなり便利。
ただし、
- キズが付く
- 音が気になる
といった欠点も。
そして使う人や場面によっては危ない事もあるので、よく考えましょう。
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