「リクライニングベッドを買うと後悔する?」
「メリット・デメリットが知りたい!」
「選ぶ時のポイントは?」
背もたれが起き上がって楽な姿勢を保てることで人気のリクライニングベッド。ただ「後悔した」といった意見も見られます。
リクライニングベッドは本当に後悔するのか、メリットやデメリットはどこか、後悔しない選び方などについてまとめてみました。
リクライニングベッドの種類
まずはリクライニングベッドにどんな種類があるのか、についてまとめてみました。
電動リクライニングベッド・1モータータイプ
電動ベッドにモーターが1つ付いています。
可動する部分は商品によって、
- 背もたれの角度だけ
- 背もたれと脚の角度
の2種類ありますが、モーターが1つしかないので、背もたれと脚の角度を変えられるタイプもそれぞれを個別に調節することはできず連動して動くようになっています。
(背もたれと足の部分を別々に動かせません)
電動リクライニングベッド・2モータータイプ
モーターが2つついたタイプで、
- 背もたれの角度
- 脚の角度
をそれぞれ別々に動かすことが可能。
(片方だけでも動かせます)
電動リクライニングベッド・3モータータイプ
モーターが3つついていて、
- 背もたれの角度
- 脚の角度
- ベッドの高さ調整
ができるようになっています。
電動リクライニングベッド・4モータータイプ
さらに種類は少ないですが、4モータータイプのベッドもあります。
特徴としては、3モーターの可動部分に加え商品によって
- 頭の角度を調節
- 寝返りを支援
などができるタイプがあります。
ちなみに価格は、とんでもなく高いモノが多くなります。
手動リクライニングベッド
最近ではリクライニングベッドというと電動ベッドを指す場合が多いように感じますが、手動で背もたれをガチャガチャッと変える事ができるタイプもあります。
折りたたみベッドに多く、電動と違ってベッドに寝た状態では動かしにくいです。
据え置き式・折りたたみ式
ちなみに、ちょっと上に書きましたが、リクライニングベッドには
- 据え置き式(普通のベッド)
- 折りたたみ式
の2種類あります。
値段や強度、機能にかなりの違いがある(据え置き式の方がしっかりしている)ので、まったく別物と考えた方がいいと思います。
介護ベッドと普通の電動ベッドの違いは?
また、介護用のベッドと普通の電動ベッドでは何が違うのか、についてですが、そもそも用途が違うので必要な機能が異なってきます。
電動ベッドの場合は、リラックスして過ごせればいいのですが、介護ベッドではそうはいきません。
介護する人、される人両方にとって疲れない、重荷にならない必要があります。
3モーターかどうかがポイント!
介護される方の要介護度にもよりますが、「高さを変えられる」機能(3モーター)があるかどうかが重要になってくると思います。
(知り合いの買い越しの方に聞いたら、高さ調整が無いと話にならないと言ってました)
逆に介護が必要ではない方だと、そこまで高さ調整が必要な場合は少ないように感じます。
必ずしも「高さ調整ができるものが介護ベッドというわけではない」のですが、3モーターかどうかは介護ベッドと普通の電動ベッドの違いの大きなポイントとなります。
その他の違い
その他の違いとしては
- 幅が狭い
(幅が広いと介護がしにくい) - 非課税
(介護ベッドの中には課税対象になっていないモノも)
などがあります。
リクライニングベッドで後悔したという人の理由
では、リクライニングベッドを買って後悔したという人はどんな理由からなのでしょうか。すべてではありませんがいくつか挙げてみます。
手動が面倒
リクライニングベッドは欲しいけど値段が高いので手動で倒すタイプにした、という方はけっこういます。
ところがいざ使ってみると、「とても面倒に感じる」という意見も。
リクライニングすること自体はカチャカチャっと簡単なのですが、寝たまま自由に調節できないのでその点で電動にしておけばよかった、と後悔するパターンです。
身体が疲れる
電動ベッドは基本的に寝姿勢を調節してくれるなど、体の負担を抑えてくれる構造になっているのでリクライニングするから「身体が痛い」、「疲れる」といった意見はあまり見られません。
ただしマットレスに関しては別。
リクライニングベッドは背もたれなどの角度が変わるのでどんなマットレスでも対応できるわけではなく、セットされているマットによっては
- 硬すぎる
- 軟らかすぎる
- 薄い
といった場合も。
結果として、寝返りしにくいなどの理由から身体が疲れるので後悔した、といった意見があります。
特に、安めの折りたたみ式タイプなどを購入した人などに多い意見、という印象です。
必要なくなった
介護用にリクライニングベッドを購入したけど、すぐに施設に入って必要がなくなったので買わなければよかった、といったパターン。
買い替えが必要になった
また要介護度が上がって身体の状態も変わり、使っていたリクライニングベッドがあまり役に立たなくなって買い替えが必要になった、といったパターンも。
上の「必要がなくなった」と、この買い替えの話に関しては、「買わずにレンタルしておけばよかった」といった後悔につながる場合が多く、介護ベッドの買うかレンタルか、で悩む原因の一つといえます。
リクライニングベッドのメリット
そんなリクライニングベッドですが、後悔したという人もいれば買ってよかったという人ももちろんいます。
リクライニングベッドのメリットやデメリットをまとめてたので、買うかどうかの参考にしてみてください。まずはメリットから。
テレビやスマホを見たり本を読むのが楽
寝たままテレビを見たり、スマホを見るのはそもそも見にくいしとても疲れます。
背もたれの角度が付くことで、楽な姿勢をとる事ができ本を読むのも苦になりません。
角度をつけることで楽になれる場合も
人によっては少し角度をつけることで、呼吸が楽になる場合があります。
また角度をつけることで気道が確保され、いびきの軽減につながるといった話もあります。
全ての人にではないですが、人によってはリクライニングの機能によって快適な睡眠をとることにつながる場合も。
ソファのように使える
リクライニングベッドの背もたれをしっかり起こすとソファのように使える、といったメリットも。
夜はベッドとして使い、昼間もソファとして休みの日はほとんどその上で過ごすといった人も。
起き上がりを助けてくれる
コレはリクライニングベッドの大きなメリット。リクライニングベッドはベッドからの起き上がりを助けてくれます。
背もたれが上がることで身体を起こすのが楽になり、さらに高さが変わるタイプならベッドから立ち上がるのもサポートしてくれます。
通気性がいい
普通のベッドと違ってリクライニングベッドは床板部分(マットレスを置く部分)がスチールでできているモノが多くなります。
またマットレスも厚みが薄めのモノが多いので(曲がるため)、リクライニングベッドは全体的に通気性が良いタイプが多いです。
結果として湿気がたまりにくいというメリットがあります。
リクライニングベッドのデメリット
そしてデメリットです。
マットレスの選択肢が少ない
リクライニングベッドの場合、背もたれが曲がるのでマットレスが折れ曲がる必要があります。
そのような理由から薄いのが基本となり、選べるタイプも少なくなります。
一体化したモノだとマットレスの変更が不可能
また折りたたみ式のタイプの中には、マットレスが一体化してくっついたタイプもあります。
そうなるとマットレスを変更することができず、へたったらベッドごと買い替えという事になります。
寝心地が劣ることも
寝姿勢はリクライニングすることでベストな位置に保てるかもしれませんが、マットレスの種類が少ないこともあって寝心地が劣る場合も結構あります。
マットレスが合わない、硬い、柔らかすぎる、などによって。
マットレス単体で比較すると、リクライニングベッドの方が劣る場合が多くなります。
(もちろんモノ、値段によりますが)
価格が高い
電動ベッド、特に介護ベッドになると価格はかなり高くなります。
モーターなどを取り付けてリクライニングする機能が付いているので、当たり前といえば当たり前なんですが。
ただし折りたたみ式のタイプでは、かなり安いモノも。
サイズのバリエーションが少ない
リクライニングベッドは、サイズのバリエーションが少ないという面も。
シングル・セミダブルがほとんどです。
なかにはダブルサイズもあるんですが、二人同時に置きあがるわけでとても使いづらいかと。
故障の可能性
普通のベッドにはないリクライニングする機能が付いている、ということはその部分の故障の可能性もあります。
モーターの故障や、ベッドの可動部分の故障などが考えられます。
リクライニングベッドで後悔しない選び方
いろいろデメリットもあるリクライニングベッド。買って後悔しないように選ぶ時のポイントをいくつか考えてみました。
マットレスが合うかどうか
リクライニングベッドというとモーターの数など可動部分に目が行きがちですが、ベッドの基本はマットレス。
身体に合っていなければ良い睡眠は得られません。一般的には平らにして寝ている時間の方が長いと思いますし。
ところが上にも書いたように、リクライニングベッドのマットレスは薄いこともあって寝言地が良くないモノも結構あります。
探せばリクライニング用でもコイル(バネ)が入ったマットレスもあるので、しっかり自分に合った好みのマットレスを選ぶようにしましょう。
どれだけ動かしたいか
種類のところに書きましたが、電動ベッドはモーターの数によって動く部分が変わってきます。
- 背もたれと脚の部分を別々に動かしたい
- 高さを変えたい
- 背もたれだけ角度を変えられれば十分
など、どこをどう動かしたいのかをしっかり考えてから選ぶようにしないと、後悔する原因になりかねません。
折りたたむかどうか
リクライニングベッドの中で折りたたみ式にしようかと思っている人にぜひ考えて欲しいのが、実際に折りたたむかどいうか。
折りたたみ式は間違いなく強度が低いです。
「常に折りたたんで部屋を広く使いたい」というならいいのですが、「なんとなく折りたたみ式の方が広く使えそう」くらいの気持ちであったり、そのうち折りたたまなくなりそう、といった感じならやめた方がいいです。
価格だけで決めない
リクライニングベッドを選ぶ時に後悔しないための大きなポイントが、「価格だけで決めない」という事。
もし介護用として考えているのであれば、値段の安さだけで選んでしまうと必要な機能が付いていなくて後悔する場合も。
介護用ではなくても、安すぎるのは
- マットレスが良くない
- 可動部分が少ない
- 強度的にイマイチ
など何らかの理由があるわけで、特に電動ベッドは価格だけで判断せずに、自分に必要なところはどこなのかをしっかり考えるようにしましょう。
買うかレンタルするか
リクライニングベッド(介護ベッド)を選ぶ際に、買うかレンタルするかもしっかり考えておかないと後悔する原因になります。
- 費用を安く抑えられる
- 要介護度が変わると必要な機能が変わってくる
- 施設に入所すると不要になる
などの理由からレンタルを推す声がある一方、
- 選択肢が多い
- 他の人が使った物が無理
といった購入によるメリットも。
この辺りはとっくに慎重に、専門家に相談したりいろいろと調べてから判断するようにしてください。選択に後悔したという声が多い部分でもあるので。
「リクライニングベッドは後悔する?」のまとめ
リクライニングベッドは背もたれや脚の角度を変えることで快適に寝る事ができる、とてもよくできたベッドです。
ただしマットレス選びは慎重に。
マットレスは睡眠の質を左右する大きなポイントですが、リクライニングベッドの場合は背もたれに角度がつく必要があるので
- 薄い
- バネが入ってない
などのマットレスが多く、身体に合わない可能性も。
できるだけ実際に試して選ぶようにしましょう。
ニトリのリクライニングベッドがよくできてます
ちなみにニトリには、かなりの数のリクライニングベッド、電動ベッドが揃っています。
介護用で非課税のモノも結構な数があって価格もよくできているので、一度見てみると参考になると思います。
個人的によくできてるな~、と思うベッド! |
UNI(ウニ)詳しい説明は walto(ウォルト)↑クリックで商品ページに! 詳しい説明は NORL(ノール)詳しい説明は プルート↑クリックで商品ページに! トビー↑クリックで商品ページに! |
人気のタイプのベッドフレームを、
種類やデザインごとにまとめてみました!
ベッドを探すならぜひ見てほしい「ネルコ」というサイトについてまとめてみました。
ベッドフレームを探すなら見るべきサイト |
ベッドフレームを探すときに、ぜひ見てほしいサイトを集めてみました。 neruco(ネルコ) 詳しい説明は、 エアリゾーム インテリア↑ 詳しい説明は、 エア・リゾーム インテリアがよくできていると思う10個の理由! Re:CENO(リセノ)ナチュラルなベッドフレームを探すなら、まずはチェック! 詳しい説明は、 家具350 FLYMEe(フライミー)↑ |