「伸ばせるタイプのダイニングテーブルってどうなの?」
「伸長式テーブルのデメリットはどこ?」
「選び方のポイントは?」
ダイニングテーブルには長さを伸ばすことのできる、「エクステンションテーブル」とも呼ばれる伸長式のテーブルがあります。
実際のところ、便利なんでしょうか?使い勝手や欠点と、おすすめの伸長式ダイニングテーブルを選んでみました。
伸長式のダイニングテーブルの種類
伸長式といっても、テーブルの伸ばし方には色々あるので、まずエクステンションテーブルの種類をみていきます。
折りたたみができるタイプ
片バタ式とも呼ばれ、サイズが小さめの物に多いのがこのタイプ。普段は折れ曲がっていて小さく使えるのが、必要な時には伸ばせるというもの。
こんなの↓
伸ばした部分を支える方法としては、
- 裏側に伸ばした天板を支えるための部品が付いている
- 天板をスライドさせて伸ばす
- 脚がスライドして伸ばす
などがあり、それぞれの方法でテーブルを伸ばして支えます。
ちなみに、折れ曲がったテーブルが両方に付いたタイプもあり(両バタ式などと呼ばれます)さらに広いテーブルとしては使うことができます。
天板を付け足すタイプ
天板がもともと真ん中などで2つに分かれています。それをスライドさせて、内部に収納していた追加の天板を引き出し、付け足してテーブルを伸ばすというもの。
こんなの↓
これも、
- 脚の間隔はそのままにテーブルを各々外側にスライドさせる
- 脚が外側にスライドさせて天板を付け足す
と、大きく2つのタイプがあります。
よくできてるなーと思う、伸長式ダイニングテーブル |
とりあえず、よくできてるなぁと思った伸長式のダイニングテーブルをいくつか選んでみました。 バタフライタイプで、75㎝から120㎝に広げられる伸長式ダイニングテーブル。 カラーはナチュラルとブラウンの2色対応。一番のポイントは、見栄えじゃないでしょうか。 この手のタイプはパッと見が悪いモノが多いんですが、天板が無垢材じゃないけど、オーク材とウォールナット材の突板が使われています。 75~120㎝に伸ばせる伸長式ダイニングテーブル。 ハイバック(背もたれ高め)のチェアと、傷に強いUV塗装が施された天板が特徴。カラーはナチュラル、ブラウンの2色対応。 真ん中に天板を継ぎ足すタイプの伸縮テーブルで、120~155㎝に変えられます。 アッシュ材を使ったナチュラル感とチェアのデザインから、北欧風のインテリアにピッタリじゃないでしょうか。 天板をスライドさせて伸縮させることができるテーブル。 このテーブルのポイントは、なんといっても伸縮できるサイズ。135~235㎝までスライドさせることができます。 このサイズ感はなかなかありません。構造上、伸ばしたときに段差はできるんですが、なかなかよくできています。 120~160㎝まで伸縮できるダイニングテーブル。 カラーはオーク突板のナチュラルと、ウォールナット突板のダークブラウンの2色。ベンチチェアと合わせることで、いろんな使い方が考えられます。 天板を継ぎ足して、120.150.180㎝と3サイズに対応する伸長式ダイニングテーブル。 180㎝というのが伸長式ではあまりないので、貴重なタイプになります。サイドの棚が意外と便利。 |
伸長式ダイニングテーブルの便利なとこ
人数を増やせる
伸縮式の最も便利なところは、必要に応じてテーブルを伸ばす事ができるので、お客さんが来たときなどの対応がしやすいということ。
また、将来増えるかもしれない家族の事を考えて伸長式でしっかりとした丈夫な物を用意することで、買い替えの心配をしなくて済みます。
料理によってはスペースをひろげられる
あとお鍋やホットプレートを使うのでテーブルが狭くなる、といった場合も助かります。
料理によってはテーブルの上が一杯になって、お皿やらが落ちそうになることありませんか?
ワゴンや補助テーブルなどで対応することもできますが、普段置いておくと邪魔になることを考えると伸長式のダイニングテーブルはなかなか便利かと。
伸長式ダイニングテーブルの欠点
並んで座れない場合がある
例えば2人掛けを伸ばして4人掛けになるというテーブルの場合で、脚の間隔が変わらないといったタイプだとします。
(分かりにくいですが、上の2つ目の画像のタイプみたいなの)
そうすると伸ばしたときにテーブルの脚が邪魔になって2人並んで座るのが無理、という事があります。
これは他の大きなサイズでも同じで、天板を伸ばすときに脚の間隔がかわらないタイプを選ぶ場合には、伸ばしたときの椅子の位置を想像しておきましょう。
強度面での心配
テーブルが伸びる仕組みとしては、丁番がついてるだけのものや単純に木部に溝があってはめ込んでいるだけのものも有れば、レールが付いていてスムーズに動くようにしていたりと様々です。
長い間使用している事で、丁番の傷みや溝にはめ込んでいるだけのものでも木が擦れて削れてしまい、動きが悪くなることはあるでしょう。レールにしても故障する可能性はあります。
つまり、普通のダイニングテーブルと比べると「伸びる」という機能を足すために付加されたテーブルの部品や作りが悪くなる、という可能性があります。
ゴミが溜まる
真ん中で分かれていて両側にスライドするようなタイプだと、普段から天板に継ぎ目があるようなものです。なのでゴミが溜まりやすいというデメリットがあります。
さらに水分などが溜まっていたりすると、最悪の場合は染み込んで天板がふやけてしまったり、という原因にもなります。
伸長式なのでテーブルクロスも使いにくいとは思いますし、普通のテーブルよりも手入れは必要かもしれません。
安定が悪い
これも特に脚の間隔が変わらない天板だけをスライドさせるタイプに関してなんですが、脚の幅が変わらないという事は伸長させた時にテーブルの脚は天板の端っこには来ていない、ということです。
それだと立ち上がりの時などに、テーブルの端にもたれる事で、天板がしなったり小さなテーブルだと反対側の脚が浮いてしまう、といった事もあるので、使用時に気を使います。
伸ばしっぱなし
伸長式のダイニングテーブルは伸ばせます。そして元の長さに戻せます。
部屋にスペースがある場合に特にあるんですが、テーブルを伸ばしても戻さないようになる人が多いんです。
伸ばした状態が狭くなっていれば嫌々でも戻さざるを得ないんですが、伸ばしていて邪魔にならなければ、なんならそっちの方が便利になってしまうんです。
まぁ、別に伸ばしっぱなしでも構わないんですが、それなら最初から大きなテーブルにしたらいいんじゃないの?という話です。(丈夫なんで)
伸長式ダイニングテーブルの選び方
実際に選ぶ時に気をつけたいポイントをまとめてみました。
どのタイプを選ぶか
まずはどのタイプを選ぶかを決めましょう。タイプによって使い勝手が大きく変わります。
特にテーブルの片側を壁につける場合には、タイプによってとても使いにくくなります。
強度はしっかりしているか
ぱっと見ではわかりにくいんですが、伸縮する機能があるという事はその部分が故障しやすいという事でもあります。
- レール部分がしっかりしているか
- 伸縮するときにぶれたり引っかかったりしないか
- グラグラしていないか
など、できれば現物で確認したいところです。
スムーズに伸縮できるか
強度面以外でもスムーズに開閉できるかどうかは、普段使っていくうえでのストレスに関わってくるので重要です。
また伸縮するのが硬いと、縮めた時に指を挟んだりと危険だったりもします。
ほかにも指を詰めたりする場所がないか、特に子供がいる場合にはチェックしたいところです。
見た目を我慢できるか
伸長式のテーブルの場合、
- 天板に溝が入る
- 折れ曲がった天板が見える
- 天板の裏がゴチャゴチャしてる
など、見た目の部分でマイナス面があるタイプも。
底が我慢できるかもあらかじめ考えておきましょう。
本当に必要か
最後にもう一度、伸長する機能が本当に必要かどうかしっかり検討しましょう。
便利な反面、デメリットがあるのは間違いないので。
色んな欠点を知ったうえで、それでも伸長式の方がいいという場合には、上の選び方を参考にして探してみてください。
伸長式(エクステンション)のダイニングテーブルのまとめ
人数が増やせるので、便利と言えば便利なんですが、割と「ほとんど伸ばす事がない」という人も。
もし伸長式にするなら、間違いなくおすすめは、脚が可動して伸びるタイプ。
理由は、
- 座る場所に困らない
- 脚が端まできて丈夫
- 見た目のバランスが良い
から。
ただ、上の欠点のトコを読んで、「あー、ウチもたぶん元に戻さなくなるなぁ~」とすでに思ってる人、絶対に伸長式は止めましょう。
お金を払って丈夫さを捨てるようなもので、もったいないんで。
よくできてるなーと思う、ダイニングテーブル |
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伸長式のタイプもあります!
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