「パソコンデスクの奥行きってどのくらい?」
「机の奥行きごとのメリットやデメリットは?」
パソコンデスクを買うときに、当然サイズは重要になります。そして意外と悩む(悩んでおかないと後悔する)のがデスクの奥行き。
家具屋さんで勤務してた時も「どれでも変わらないんじゃ?」と考えてる人が結構いたものです。
ここでは「パソコンデスクの奥行きはどうしたらいいの」についてまとめてみました。
パソコンデスクで多い奥行きは60~70㎝
まず実際に販売されてるパソコンデスクの奥行きがどのくらいなのかをみていきます。
メーカーもバカじゃないので、売れないサイズは作りません。
よく売れる、あまり売れないの違いはあるでしょうが、とりあえずどの位のサイズまであるかが分かれば、選ぶときの役に立ちます。
薄いものだと30㎝も
薄型といわれる物になると、40㎝幅くらいが多くなります。
このくらい。
画像引用:https://item.rakuten.co.jp/receno/wiryn-dt-s/
ただ中には、30㎝くらいのモノも。
ただし奥行きが浅いと安定感が悪くなるため、この奥行きで横幅の広いものはあまりなく、せいぜい100㎝前後というところでしょう。
最も多いサイズが60~70㎝
実際に販売されているもので、1番多いサイズがこのあたり。アイテムが多いので色やデザインを色々選べます。
ただし、よくあるサイズで購入者も多いでしょうが、当然すべての人が満足するサイズというものはありません。
このあたりの奥行きのパソコンデスクを持ってるけど、もう少し深い物(あるいは浅い物)にすれば良かった、という意見もわりとありました。
(どちらかというと、「奥行60㎝じゃ狭い」という意見の方が多いかも)
奥行きの深いタイプだと80以上というものも
あまりないサイズですがシリーズで展開しているので、このあたりのサイズまでありますよー、というパターンも。
基本的には幅もそれなりに広くなる場合が多くなります。
パソコンデスクとして90㎝ほどまでは見かけますが、中にはさらに奥行きの深いものを探している人もいて、会議用のテーブルやダイニングテーブルなどで代用している人も。
机の奥行き サイズごとのメリット・デメリット
それぞれのサイズにしたときの長所や短所をあげてみました。
(サイズは大まかな目安で、パソコンやディスプレイのサイズによっても違ってくると思います)
奥行きが30~40㎝
メリット
場所を取らない
とにかく省スペースなので、一人暮らし、部屋が狭い、細長いといった場合には助かるかも。
でこぼこが少ない
一般的に収納家具というのは、奥行きが40~45㎝のものが多く、他の家具と並べて置く場合に、でこぼこにならず収まりが良い。
デメリット
ノートパソコンのみ
デスクトップでディスプレイとキーボードを置くには狭く、ずらして置く必要がある場合も。
ただしノートパソコンだけで机は埋まってしまうので、ノートを書いたりといった他の作業をするには間違いなく狭いです。
イスが入らない
テーブルは浅くても、イスが大きいと結局はみ出てしまい、場所を取ることも。
作業がやりづらい
とにかくデスク上のスペースが狭いので、資料を広げたり、書類を書いたりするにもかなり狭く感じます。(横幅によっては無理)
奥行40㎝は、はっきり言って狭いです。パソコンのみを使うというのでなければ、使い勝手は悪くなるかと。
デスクの奥行50㎝くらいのモノもありますが、それでも狭さを感じる人は多いかもしれません。
奥行きが60~70㎝前後
メリット
適度なサイズ
ちょうど多くの人が納得しやすいサイズという事でしょう。あまりに場所を取りすぎするという事もなく、それでいてある程度の作業場所を確保できます。(特に横幅に余裕があれば)
デメリット
パソコン以外の作業が不便な場合も
パソコンデスクの横幅にもよりますが、この奥行きの場合、キーボードの手前に資料やノートを置いて、といった作業になると狭くなります。
パソコンの作業中に他の資料などをあまり必要としない場合には、気にならないですが、作業スペースや書類の置き場を十分に確保できる、というサイズではありません。
奥行きが75㎝以上
メリット
ディスプレイとの距離がある
最近では液晶ディスプレイも大型化してきて、あまり近いと目にも負担がきます。理想としてはディスプレイとの距離を40~50㎝は離した方が良いとの事なので、目にとっては優しいといえるでしょう。
手首への負担が少ない
パソコンの作業の際に、奥行きが深いと腕ごと机の上に乗せられ、肘を支点として打ち込む事ができます。それによって手首の疲れを減らせます。(チェアの肘置きでも可ですが)
資料などを広げて作業
やはり、これが1番の長所。必要な資料を広げながら作業した方が、当然はかどります。
奥行きが広いとキーボードの手前はもちろん、パソコンの横のスペースも有効に使え、またディスプレイを複数設置するにも別のノートパソコンを開くにも困らず、固定電話もタブレットも筆記用具も置き放題!(限度はありますが)
作業効率は上がる場合が多いんじゃないでしょうか。
デメリット
机がジャマ
リビングに奥行き70~80㎝といったデスクを置いていると、はっきりいってジャマです。他の家具と比べても出っ張る上に、イスの引くスペースも必要となるので。ちなみに80㎝というと、薄いタンス2台分の奥行きです。
奥のものが届きにくい
これは大きいからしょうがないんですが。ただ必要以上に大きいとデッドスペースができて場所がもったいないという場合も。
個人的な好みで選んでます↓
「おしゃれだなぁと思うパソコンデスク10台選んでみました!」
パソコンデスクの最適な奥行きを決めるポイント
パソコンデスクの奥行きを決定するためのポイントについてまとめてみました。
パソコンのサイズから考える
そもそもパソコンの奥行きはどのくらいなのかを調べて、そこからデスクの奥行きを決定する方法。
ノートパソコンの場合は最低でも40~50㎝
例えばノートパソコンでみてみると、実際に使われているのが多いサイズは10型(インチ)~17型(インチ)くらいでしょうか。そのパソコン自体の奥行きは、
- 10型(インチ)で20㎝弱
- 17型(インチ)で30㎝前後
といったところ。
そこから画面を傾けるために後ろに約15㎝。さらにパソコンの手前側に、肘を置くスペースなどとして5~10㎝。(個人差があるので目安です)
これでいくとデスクの奥行きは、パソコンのサイズによりますが最低でも
- 40㎝~50㎝
が必要という事になります。
さらに作業効率やゆとりを考えると、プラスアルファが必要となります。
デスクトップの場合は最低でも50~55㎝
ちなみにデスクトップの場合は、
- 画面の大きさ(ノートPCより大きい)
- キーボードの手前のスペース
を考えると、当然より大きめの奥行きが必要です。
なので最低ラインで50㎝~55㎝(画面サイズが小さい場合)といったところじゃないでしょうか。
画面が大きくなる、ゆとりが欲しいとなれば60cmでも狭さを感じる人は多く、実際にそういった意見もよく見かけます。
どのくらい使うかで考える
サイズも大事なんですが、結局パソコンデスクの最適な奥行きを考える時に大切なのは、パソコンを使う
- 時間
- 頻度
- 目的
も重要になってくるかと。
1日の寝る前にちょっとネットを見る、程度だったら薄型の奥行きのものでも十分です。
(ドレッサーと兼用、なんて使い方もできます)
ただパソコンデスクを使って家で仕事をしないといけない、作業の効率が1番の大事!というなら60㎝の奥行きでも不十分と感じる人は多くなるかも。
またリビングに置くのか、書斎に置くのかでも変わってくるでしょう。
インテリアなので見た目も大事なんですが、どんな風に使うか、何を置かないといけないかを、1度冷静に考えてからサイズを決定しましょう。
机の奥行きをあとから広げる(拡張する)のは大変
ちなみに、パソコンデスクを買ったはいいけど「もう少し奥行きが欲しい!」ということで、あとから机の奥行を増やす、拡張させる方法を探している人が結構いてます。
ただ、かなり面倒な作業になります。
面倒なばかりでなく、見た目や安全性が低下したり。
方法としては、
- 手前に板を継ぎ足す
- 奥に板を継ぎ足す
- 奥に棚やチェスト、カラーボックスなどを置く
などが考えられます。
(カラーボックスなどは高さを合わせるのが難しいですが)
またスペースを効率よく使うというだけなら、モニターアームを使うという手も。
あとは、直接奥行きが深くなるわけではないんですが、ちょっとした台を置いてその下を有効に活用することで、机のスーペースを広く使うという手も。
ちょっとした収納もできるので。
ただ何か対策するにしても、あとから考えるよりは購入時に考えておく方が、時間やお金を無駄にしないのでパソコンデスクの奥行きは慎重に考えましょう。
パソコンデスク、机の奥行き まとめ
● 奥行き40㎝程度の薄型は、部屋のスペースに余裕があればやめた方が良いかも。
- キーボードを打つのが疲れる
- 目も疲れる
- 作業も捗(はかど)らない
と良いのは場所を取らないトコだけ。
● 最も売れててアイテムも多いサイズだけあって、60~70㎝が1番スペース、作業効率からいって無難。(ベストかどうかはそれぞれ)
● たーだーし、1日に何時間もそこで過ごす、パソコン以外の作業も同時進行というヘビーユーザーは、少しでも深いものを!
ちょっとぐらい部屋が狭くなっても、作業の効率が一番大事な場合も!
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