【ポケットコイルマットレスのデメリットは?】メリット・デメリットやボンネルコイルとの違いまとめ。

ポケットコイル デメリット ベッド

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「ポケットコイルって実際のところどうなんだろう?」
「メリットやデメリットはどこ?」

ベッドのマットレスの1つに、ポケットコイルというタイプがあります。

名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんが、実際のところ、どんな感じなのか気になりませんか?

口コミとか見てるといろんな意見もあるんですが、ポケットコイルがどんなものか、メリットやデメリットについて考えてみました。

ちなみに自分は以前に家具屋で働いていたので、メーカーの人にも色々話を聞いて勉強してました。

ただし睡眠や体についての専門家というわけではないので、あくまでここに書いてるのは、個人的な意見ということで。

ポケットコイルのマットレスとは?

マットレスには、

  • スプリングが入ってるタイプ
  • スプリングが入ってないタイプ

があります。

スプリングが入ってないタイプとなると、低反発ウレタンなどのクッション材のみで、いわゆる鉄製のバネが入っていません。

一方、バネが入っている方として、

  • ボンネルコイルスプリング
  • ポケットコイルスプリング
  • 高密度連続スプリング

と、かなり大雑把ですが、3つに分けることができます。
(スプリングの種類に関しては「ベッドのスプリング、種類や違いは?」で簡単にですが説明してます)

その中のポケットコイルですが、マットレスの中にグルグルっとなったバネが入っています。
(当たり前です)

それらのたくさんのバネは、1つ1つが布製の袋に入っていて、バネ同士は繋がっていません。

つまり1つだけバネを押しても、隣のバネは縮みません。

スプリングがそれぞれ独立した動きをします
(ちなみにボンネルコイルや高密度連続スプリングの場合には、バネ同士が繋がっているので、1ヶ所押してもその辺りが緩やかに沈みます)

  こんな感じ。

このように

  • バネが1つ1つ袋に入っている
  • それぞれのバネが独立して動く

というのが、ポケットコイルの特徴です。

(ちなみに高密度連続スプリングとは鋼線を編み込んでスプリングにしたタイプで、中身はこんな感じ)  

ではそんな形のポケットコイルスプリングに対しての、良い面、ダメな面を見ていきます。

ポケットコイルのメリット

寝姿勢を保ってくれる

人間は眠るときに、立ってる時と同じ姿勢で寝るのが負担がかからず良いと言われています。

ところが体は平べったくなく凹凸があります。極端な話でいうと、平らな床にあお向けで寝ると、お尻が押し返されたような姿勢になってしまいます。

横向きで寝ても腰の部分や肩が上がってしまい、背骨のラインも曲がってとても立っているような状態とは言えません。

そのために厚めの布団やマットレスを使う訳です。

そんな中でポケットコイルの場合、バネの1つ1つが体の出っ張りに合わせて沈んでくれるので、ラインにフィットして、寝てる時の姿勢を保ってくれるんです。

揺れが伝わりにくい

ダブル以上のサイズで2人で寝る場合にですが、ボンネルコイルなどはバネとバネが繋がっているので片側の人の振動がもう一方に伝わりやすい、という欠点があります。

ポケットコイルではスプリングが独立しているので、揺れが伝わりにくく大きなサイズのベッドに適しているといわれます。

個人的には全く気付かないんですが、後からベッドに入ってきた時の揺れで目が覚めてしまう、という人も多く、そんな経験があるなら値打ちはあるんじゃないでしょうか。

体圧分散性がよい

ポケットコイルがどんなマットレスかの説明を見たり聞いたりしているとよく出てくるのが、「体圧分散性が良い」というもの。

分かるような分からないような言葉ですが、ようは体への圧力を分散してくれる性質が優れている、という事です。

体への圧力とは、上の話とかぶってしまうんですが硬い床に寝ていると、腰や肩など体の出てる部分が痛くなりませんか?

そこは他の場所と違って、余計に床からの圧力を受けています。

圧力が強くなると血液の流れも悪くなってしびれたりするのですが、それを解消するために体が行っているのが寝返りです。

そして寝返りの回数があまりに多いのは、眠りを浅くしてしまい睡眠の質を悪くしてします。

なので例えば50㎏の体重なら、その50㎏をできるだけマットレスに触れてる体の面積で分散したい訳です。そうする事で寝返りも減り、熟睡できるんです。

そんな中、ポケットコイルの場合には、上にも書いたように体のラインにフィットするので、バネ同士が繋がっているマットレスよりも、体重をできるだけ分散してくれると言われています

ポケットコイルのデメリット

耐久性

一般的にポケットコイルのマットレスは、高密度連続スプリングやボンネルコイルスプリングと比較すると耐久性が低いといわれることがあります。

つまり、へたりやすいと。

理由としては、バネが独立している分、1個のバネにかかる負担が大きくなるからというもの。

それは確かにあるでしょう。

ただし、バネの数で比較すると、ポケットコイルの方が直径が狭いバネが多数入ってるので(モノによっては倍以上)、必ずしもそうとも言い切れない気もします。

そして、そもそもの話ですが、マットレスの寿命はバネもそうなんですが、それ以上に詰め物(ウレタンや綿など)のへたりが影響してきます。バネの上に詰めているものがペッタンコになって、身体に直接バネが当たってダメになるという方が多いでしょう。

なのでバネの形状もさることながら、どれだけの詰め物(厚みや素材)が使われているかも重要であって、絶対にポケットコイルだから、という事はいえないんじゃないかと思います。
(あとバネの質にもよります)

通気性

ポケットコイルは不織布でできた袋の中にバネが入ってます。つまりポケットコイルのマットレスの中は布だらけです。

そのためボンネルコイルや高密度連続スプリングのマットレスと比べると、明らかに通気性は劣ります

マットレスというのは、汗の影響もあって湿気が溜まりやすいので、通気性が悪いというのはデメリットといえるでしょう。

ちなみに除湿シートなどを併用すると、湿気に関しては改善されますが。

価格

一般的にバネの数がボンネルコイルよりも多く、また1つ1つが袋に入れられていて手間もかかるので、値段は高くなる場合が多いです。

ただし詰め物などによっても変わってくるし、高密度連続スプリングなどでも高価なタイプはあり、必ずしもポケットコイルの全てが高いという訳ではありません

ポケットコイルとボンネルコイルではどちらがいい?

よく聞く疑問に、「結局ポケットコイルとボンネルコイルはどっちがいいの?」というものがあります。

価格でいうとポケットコイルの方が高い場合が多いんですが、じゃあ「ポケットコイルの方がいい」ということにはなりません。使う人がマットレスに何を求めるかで、必要なモノが変わってくるので。
(ボンネルコイルの特徴は「ベッドのスプリング、種類や違いは?」に書いてます)

という事で、簡単に二つのマットレスを比較してみました。選ぶ時の参考にしてみてください。

寝心地(体圧分散)

ポケットコイル > ボンネルコイル

寝心地がいいかどうかは、体圧分散性に優れているかどうかが重要になります。

体圧分散とは、体の体重を一点に集中させずに体全体で分散してくれるかどうかで、腰や肩など出っ張ったところに圧力がかからないようにしてくれるかどうかが大切になります。

ポケットコイルの場合はコイルが独立して伸縮するので、体のラインに沿って体圧分散性が高いとされています。

硬さ

ポケットコイル < ボンネルコイル

硬さに関しては、ボンネルコイルの方が硬い場合が多いです。

ただし硬ければ良い、悪いという話ではありません。使う人の好みもあるし、使う人の体重なども関係してくるので。

寝返り

ポケットコイル < ボンネルコイル

硬さに関係してきますが、面が硬いので寝返りはしやすくなります。

腰の悪い人は寝返りするのがしんどい場合が多いので、硬い方進められることも。

ただしポケットコイルの方が体圧分散に優れているので、そもそもの寝返りの回数が少なくて済むともいわれます。
(寝返りは体への圧力による血液の循環をよくするためにおこなわれるので)

寝返りのしやすさはボンネルコイルの方ですが、ここについても、だからといってボンネルコイルが優れているとも言い切れません。

振動

ポケットコイル > ボンネルコイル

ポケットコイルはそれぞれのスプリングが独立しているので、振動が横に伝わりにくいという特徴があります。

ダブルベッドなど2人以上で使う場合には、大きなメリットとなります。

通気性

ポケットコイル < ボンネルコイル

ポケットコイルはバネの一つ一つが不織布で包まれているので、マットレスの中に布が多く一般的にはボンネルコイルと比較すると通気性は悪くなります。

ただしモノによっては、マットレスの側面に通気用の小さな穴を開けていたり工夫がされているモノも

へたり(強度)

ポケットコイル < ボンネルコイル

ポケットコイルはバネ一つ一つが独立している分、よくへこむ部分のバネがへたりやすいといった特徴があります。

ボンネルコイルの場合はバネがつながっているので、面で支える感じになりへたりにくいといったメリットが。

ただしベッドのマットレスのへたりに関しては、表面に詰めてあるウレタンなどの詰め物のへたり具合の方もかなりお菊影響するので、しっかりした詰め物が使われているかを確認することも重要です。

あとバネの材質の違いによっては、一概に言えません。

価格

ポケットコイル < ボンネルコイル

ほとんどの場合、ボンネルコイルの方が価格は安くなります。

シングルサイズでいうと、多くのボンネルコイルマットレスが1~3万円くらいにおさまるのに対して、ポケットコイルの場合、やすいモノなら2万円くらいから上は10万円を超えるモノまで。

安さだけで探すなら、ボンネルコイルに軍配が上がります。

ポケットコイルのまとめ

ポケットコイルのバネの構造上、体のラインに沿いやすいというのは間違いないんじゃないでしょうか。

ただその分柔らかく感じてしまうので、体の感触として硬い方が好き、という人には合わないかも。
(身体に合うかどうかではなくて、好みの問題として)

耐久性については、ポケットコイルだから悪いというよりも、ポケットコイルの中にも、

  • バネの数
  • バネの長さ
  • バネに使っている硬鋼線のランク
  • へたりにくい詰め物を使っているか

といった所が大きくかかわってくるので、商品ごとをしっかり比較する必要があり。


 

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